№76 ロシアのスープ"ボルシチ"- 抜群においしいレシピ
先週末あたりからぐっとモスクワの冬らしくなり、気温が随分下がってきました。今日は久しぶりに雪が舞い、これからしばらく最低気温がマイナス5-10度前後という日々が続きそうです。
寒い国でおいしいのは何と言ってもスープですよね。ロシアにはどこへ行っても必ずあるというような定番のスープがいくつかありますが、中でも一番有名なのはお馴染み「ボルシチ」。日本でもピロシキと並びロシア料理と言えばまず浮かぶのがボルシチかと思います。何しろこのボルシチ、ロシア語の先生は「日本の女性はとにかくボルシチが好きよね~」と笑って話す程でしたし、1990年代初頭の東京は品川区の給食のメニューにもあったくらいですから。どれほど日本人に馴染みがあるかが窺えます。
▼こちらがそんなボルシチ、今ではすっかりロシア料理の顔をしていますが、もともとはウクライナ発祥なのだそう
≪↑こちらは、赤の広場に程近いバリシャヤニキーツカヤ通りから少し入ったところにあるkb.44のボルシチ(240RUB)。おいしくて雰囲気もよい、好きなカフェの一つです。平日のランチタイム(12:00-17:00)は嬉しい全メニュー3割引♡≫
今日はそんなボルシチを日本でも味わえる、ぜひお試しいただきたい"抜群においしいレシピ"をご紹介させていただこうと思います。本当に本当にびっくりするほどおいしい本物のボルシチのレシピ、2012年までモスクワに暮らしていらして、現在は東京を拠点にロシア料理研究家として、またロシア語通訳として幅広くご活躍の中川亜紀さんのレシピです。
>>>レシピはこちら
ボルシチ=いわゆる茶色いシチューのようなスープ、というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、実はこのボルシチ、何はなくともまずはビーツがなくては始まらないスープなんですよね。赤茶のような独特のスープの色合いは、ビーツの鮮やかな赤色から出ている色なのです。
モスクワに引っ越したばかりのある日、スーパーに山と積まれたビーツを使って何か作ってみようと思い立ち、偶然に出会ったのがこちらの中川亜紀さんのレシピでした。
一度作ってみると、シンプルな工程なのに、信じられないほどおいしくて、もう他のレシピを試そうとは思わない程虜に。今回、スープの記事を書くにあたり、ボルシチと言えばどのお店よりもまずこちらのレシピを思い出す私ですから、どうしてもご紹介したくて...。中川さんにご相談しましたら、ご快諾くださいました。
固形や粉末のブイヨンを使わず、お肉と野菜のうまみだけで、しかも簡単に、こんなに深みがある味わいが生まれるなんて、驚きでした。ボルシチには必ずセットで付いている(もしくは予め中央に落とされている)スメタナ(サワークリーム)との抜群のコンビネーションにも思わず唸ってしまうはず。
日本では、生のビーツを手に入れることがなかなか難しいかと思いますが、運よく出会えた際には、ぜひぜひお試しくださいね。
*缶入りのビーツ水煮でも代用は可能だそうです
とても前向きなエネルギーに満ちた中川亜紀さん、東京を中心にロシア料理のレッスンなども開催なさっていますので、ぜひこちらもご覧ください↓↓
>>>中川亜紀さんHPはこちら
*1RUBは、現在のレートで約2.5円です
11月お題"スープ"
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