メーデーの過ごし方

公開日 : 2013年05月01日
最終更新 :
筆者 : Mariana

ウルグアイではメーデーはDía de los trabajadores、この日の意味合い通り、「労働者の日」と呼ばれます。

この日はferiado non-laborable(働かない祝日)なので、町中がほぼ全部働きません。お店・飲食店は殆ど閉まり、公共交通機関も動きません。ですので、まあこの日はなーんにもせずにゆっくりしてるのが一番いいように出来てます。

観光でいらっしゃる方も、この日はinterdepartamental(長距離バス)も本数を減らす会社がありますので、事前にバス会社に問い合わせる必要があります。

特に路線バスは、前夜の今日から終発が20時半頃と早く終わってしまうので、それに合わせていろいろな方面で影響が出ます(語学学校は夜のクラスが無くなったり、バスで通う従業員が早く帰れるように早く閉めるお店が会ったり)。ですので、今夜はまるで明日が世界が終わりかのような騒ぎ(大袈裟)。

皆バスがある内に我先に帰ろうとバスは混雑し、明日まる一日を凌ぐ為の食料の買い出しで、お店は混雑です。

また祝日と言えば午後はウルグアイでは家族や友達と集まってアサードと言うのがお決まりのパターン。なのでその為に大量に食料を買い込む訳です。

そして明日一日、お店も開いてない、交通機関もない一日をゆーっくり過ごします。

というのもこの労働者の日。日本では意味合いがだんだん忘れられていますが、労働者の権利向上の為に、労働者が働かない事で世の中がどれだけ不便になるかと言う事を示す為に働かない日です(少なくともウルグアイでは)。また労働組合活動も行われるので、それも尊重されないといけません

ですので、この日に使用者は(建前では)労働する事を強いる事はできませんし、働く場合はあくまでも労働者の自主的な意志でなければいけませんし、2倍あるいは3倍払う必要もあります。

毎年どのサービスが稼働するかどうか、一般市民には数日前から知らされるのですが、それを巡って労働組合内で議論になることがあり、例えば今年は、タクシーは数は少ないものの稼働します。またスーパーマーケットも一部営業するところもありますが、商業関連組合はこの日に営業するお店に抗議がしてました。まだまだウルグアイでは商業化よりも労働者の権利を尊重する事が重視されており、多少不便でも皆で働かない日を過ごします(まあ、休みでラッキー☆が本音でしょうが...。)今後どんどん商業化(第一世界並みの資本主義化といいましょうか)が進むと、この日の意味合いが薄れて、商売優先になって営業するお店が増えたりするのかもしれませんが、今の所はウルグアイ、この日は皆でほぼ一斉にお休みです。

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