モンテビデオ的大晦日

公開日 : 2013年01月02日
最終更新 :
筆者 : Mariana

皆様、あけましておめでとうございます。

日本から遅れること11時間、ウルグアイでも年が明けました。

モンテビデオでの大晦日の過ごし方は、年越し蕎麦を食べて紅白を観て、家族と静かに過ごす(というパターンもだいぶ変わって来てはいますが)、という日本のそれとは違い、家族や友達と集まって楽しく夕食・パーティというやり方です。

だいたい仕事が31日は半ドンで終わりますので、カレンダーをビリビリに破って窓から放り投げ(これも1年の最終営業日の風習です)、そこから帰宅し、家族や友達と集まって夕食を取り、夜中の12時に、一般市民がバンバン上げるお祝いの花火を観ながら、あけましておめでとう(Feliz año nuevo)!を言い合い、そしてそのまま夜中過ぎまでパーティを楽しむ、という感じです。

日本とは逆で、クリスマスは家族で過ごすもの、そして大晦日は比較的友達と過ごすのもアリ、という位置づけですので、休みが取れる人は年末にさっさとバカンス地に友達と出掛けてしまい、そこで新年を迎える人も居ます。

さて、そんな大晦日なのですが、12月31日にモンテビデオを観光する際は、旧市街(Ciudad Vieja)はお気をつけ下さい。

スリとか強盗が出現するとかそういうのではなくて、水をぶっかけられます

皆さん待ち構えております(この写真の場合はテラスからどかんと水と落とされました)。

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この水ぶっかけ、最近ではすっかりイベント化しておりまして、Ciudad Viejaの最深部、El mercado del puerto前の広場に行くと、水をぶっかけてやろうと意気込んだ人たちで、もう大変な事になっております。

広場に続く道から、すでに空気が不穏です。

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そして広場は人、人、人!!

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水だけではなく、sidra(シードラ。シードルですね。)もスタンドで売っているので、これもぶっかけ合います。水はいいんですが、sidraが目に入ると、結構痛いです(泣)。もちろん勿体ないと思う方は飲んで酔っぱらってしまってくださいw。

とはいえ何もこのイベントの為にお金を使う必要はありませんので、sidraを買わずとも、ボトルはその辺に転がってるものを拾って、広場中央の水飲み場で水を入れりゃ、それでOKです。

そうこうしてるうちにタンボリ(太鼓)隊も出て来て、みんなノリノリ。

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ほんとに容赦なく水をかけられますので、ここへは濡れてもいい格好で行く事をお勧めします。超普段着のタンクトップにジョギング用の短パンとか、そういう感じで。水ならまだマシなんですが、sidraをぶっかけられたら、べたべたする上に、安いお酒の臭いがなかなか取れませんからね。

足元はビーサンでもいいんですが、たまに割れたビール瓶が転がってたりしますので、やはり足は覆われていた方が安全です。

また、持ち物は最小限に!手ぶらがベストです。

この機会に一稼ぎ、とドロボウたちもこのイベントに集まって来ています。大人も居れば、子供も居ます。やたらとお尻を触られるなーと思ったら、ここでは痴漢ではありません、スリです。

折角のイベントなのでカメラやカメラつき携帯を持って行きたいところですが、その際は盗難に十分にご注意下さい。あとずぶ濡れになったら壊れるかもw。

また、こういうイベントと言うと酔っぱらいやラリってる人たちも集まって来ますので、あ、この人ヤバいな、と思ったら、反抗せずにさっさと逃げる事です。理性のなさレベルは日本人の酔っぱらいの比じゃありません(お酒に弱い日本人は理性を失う前に潰れちゃいますからね)。

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うーんこのイベント、観たいけど濡れたくない...。という方は、広場に面したレストランのテラス席で高みの見物をお楽しみ下さい☆

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そして大晦日に忘れてはいけないのは、バスとタクシーの運行時間。大晦日の夜7時頃から1月1日まる一日、バスは完全に業務停止、タクシーは走って居たとしてもごくごく少ないですので、大晦日の夜から元旦いっぱいまで、足は無いと思っていた方が懸命でしょう。公共交通機関を使われる方は、お早めにホテルにお戻り下さい!

そんなこんなで、2012年も終了でした。 今年もよろしくお願いします!

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