(お知らせ)ウルグアイ郵便 ストによる配達(無期限)遅延

公開日 : 2012年08月09日
最終更新 :
筆者 : Mariana
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現在、ウルグアイ郵便の機能はストップしています。

ウルグアイ郵便の労働組合は、7月頭よりストに入り、集配業務が行われておりません。

海外から来た荷物も、全てカラスコ空港で止まっています。 妥結・業務再開の目処はまだ立っていません。

ですので、お急ぎの方でウルグアイに書簡・荷物を確実に送りたい方は、FedExおよびDHLの民間サービスを利用されるほうがいいでしょう。

...さて、それでモンテビデオ市民の生活は郵便無しでどうなっているのか?ですが。 別にどうもなっていません。

と言いますのも、ウルグアイでは郵便も過去からストをしてきた歴史があり、さらに過去には郵便物を焼却してしまった事もあるらしく、基本的にあまり信用されていません。

(個人的にはストさえしなければ、機能自体はわりと信用できるほうだと思ってるんですが。南米にしては。)

ですので、公共料金の請求書はそれぞれの会社が配送し、その他の請求書・書類についても、民間の配達会社に委託している場合が殆どです。

(ウルグアイのcitibankから来た書簡も、民間の会社が使われてました。)

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小包も、いざとなれば民間のバス会社が各地方のバスターミナルまでなら荷物をバスに積んで運んでくれるサービスがありますので、それを使えば事は足ります。

と言う事で、影響を受けているのは、ウルグアイの民間会社がサービスを提供できてない分野、国際郵便になります。もちろん、FedExやDHLもありますが料金はかなり高くなりますのでいつでも誰でも代替できるわけではありません。

...そうなってくると、ストの意義はどこに出てくるのか。

国際郵便を良く使うであろう外国人、またはたまに国際郵便を送るけど、FedExやDHLをほいほい使えない一般庶民に不利益をもたらすだけで、なんとまあ賃上げが勝ち取れるのか怪しい程のストの社会的インパクトの低さ。

ですがこのストによりウルグアイ郵便への国民の不信感は確実に増します(というか既に信頼はあまり無いと言うか)。

労働者の運動と言うと安易にストを行って、いたずらにみんなしてお互いの生産性を低め合ってるのがこの国のお家芸と言えばそれまでなのですが、いい加減この傾向、変わってくれないかなあと切に願ってます。

なんせ私の冬服、段ボール3箱分もカラスコ空港で止まってますので!! 春になっちゃいますよ...。とほほ。

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