サッカーマニア必訪:ペニャロール博物館

公開日 : 2012年07月15日
最終更新 :
筆者 : Mariana

モンテビデオの、というかウルグアイの2大クラブチームの一つが、ペニャロール(Club Atletico Peñarol)です。

ペニャロール見出し.jpg

このペニャロールの超ファンで、ディープに知りたい方は絶対はずせない場所が、Museo de Peñarolです。

この博物館は、モンテビデオのセントロ、Cerro largoとMagallanes通りの角にある、

Mapa.jpg

ペニャロールの本部のある建物、Palacio Peñarol内にあります。

DSCF1015.jpg

ちなみにこの立派な建物、最初はこれがペニャロールのスタジアム?それにしては小さい。と誤解していたのですが、さにあらん、ペニャロールのバスケコートと本部と博物館のある建物で、バスケコートはコンサート、ボクシングの試合等のイベントによく使われます。

例えるなれば、NYのマジソン・スクエア・ガーデンみたいなもんなのですが、でもそれは良く言い過ぎ orz。

ペニャロールのホームスタジアムは、事実上センテナリオ・スタジアムになります。 同チームのサッカー場(el estadio Cr. José Pedro Damiani)を持ってはいるのですが、安全上の理由で公式戦に使うウルグアイ県庁からの許可が下りておらず、センテナリオを使っています。

閑話休題。 この建物のCerro largo通り沿いに、Museo de Peñarolの入口があります。

DSCF1016.jpg

受付で50ペソ払って入場。中はこれまでのクラブの栄光を物語るかのように、トロフィーだらけでした。

その中でもハイライトはこれ。

DSCF1017.jpg

↑これまでに獲得したコパ・リベルタドーレス。

そして、インターコンチネンタルカップ。

DSCF1018.jpg

1982年のTOYOTA CUPもありますよ!!!

DSCF1019.jpg

ペニャロールはインターコンチネンタルカップ(TOYOTA CUPを含む)では、1961, 1966, 1982, 1987年と4回戦っています。うち3回優勝。82年、87年と、2回東京に来てます。

ペニャロールの歴史は、1891年にペニャロール地区にて設立され、昨年2011年に生誕120周年をお祝いしました。

DSCF1021.jpgのサムネール画像

120周年のお祝いについては、こちらの動画をご覧ください。祝い過ぎです。

元々はモンテビデオ県の、セントロから10kmほど離れたペニャロール地区の鉄道会社所有して運営していたイギリス人達、および鉄道労働者たちが運動できるクラブチームと作ろうと言う動きから始まっています。当時の名前はC.U.R.C.C.(クルック)、Central Uruguay Railway Cricket Club。その名の通り最初はクリケットのクラブとして発足しました。翌年サッカーチームが設立されました。

1900年にThe Uruguay Association Football Leagu(AUFの最初の名前)発足、ウルグアイリーグが開催。

同リーグは当時の4クラブで構成されました;CURCCのほかに、1891年にEnglish High Schoolの生徒達により設立されたウルグアイで最古のサッカーチームAlbion、ドイツ人移民達により作られたDeutscher Fussball Klub、プンタ・カレタス地区のアスレチッククラブ、Uruguay Athleticです。

1912年には、CURの社員以外のソシオも参加するようになり、名前をCURCC Peñarolと変更。

1913年に同社の経営状態の悪化により、サッカークラブ部門をソシオに譲渡する事が決定され、同年12月に、完全に会社より分離されました。

1914年には正式に名称をClub Atlético Peñarolを変更し、現在に至ります。 ソシオ数は54,000人の、一大クラブに成長しました。

120年の歴史の中で、ウルグアイリーグで最多回数チャンピオンになっているチーム、第1回コパ・リベルタドーレスの勝者、3回インターコンチネンタルカップで優勝した最初のチーム等々の記録も有しており、さらに2009年にはla Federación Internacional de Historia y Estadística de Fútbol (IFFHS) により、el Mejor Club del Siglo XX de Sudamérica(20世紀の南米最高のクラブチーム)に選出されています。

とまあ、なんともいろいろ輝かしいペニャロール。なもんですからファンは如何にペニャロールを誇りに思っているか、かなり鼻息荒く語ります。

ウルグアイのペニャロールファンおよびサッカーファンとはどんなものか、それはまた後日にお伝えしたい思います。

さて、最後に訪問記念のお土産ですが、残念ながら品数は少ないですが、受付に他では買えないだろ、というペニャロールマニア垂涎のグッズが売られていますので、忘れずお買い求めください☆

El museo de Peñarol

住所:Cerro Largo entre Magallanes y Minas (Palacio Peñarol), Montevideo, Uruguay

営業時間: 金曜 1:00 pm - 5:00 pm 土曜 11:00 am - 6:00 pm 日曜 11:00 am - 3:00 pm

※学校の休み等に合わせて変更あり

入場料:一般 50ペソ、12歳未満、会員は無料

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。