甘すぎて生食に向かないフルーツ、マメイ

公開日 : 2018年04月17日
最終更新 :
筆者 : Sayaka
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苦いから、酸っぱいから生食に向かないフルーツというのは日本にも色々ありますが、メキシコには「甘すぎて生食に向かないフルーツ」というのがあります。それがこちらのマメイ。今がシーズンで、道端でも市場でもスーパーでも、どこでも売られています。うちの近所のスーパーの特売日で、一つ20ペソ弱(120円弱)くらい。

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手のひらに乗るくらいの大きさでずっしり重く、アルマジロのようなざらざらした皮の中は、鮮やかなオレンジ色。アボガドのように大きな種が一つだけごろっと入っています。

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味はよく「柿に似ている」と形容されるのですが、さくさくした食感の柿とは違い、アボガドのようにとてもクリーミーで、柿のような渋みはなくひたすら甘い!成分的にはそのまま食べてもOKなのですが(お腹を壊すようなことはありません)、喉にはりつくような濃厚な甘さに箸が進まない。。。甘いの大好きなメキシコ人でもその認識は同じなようで、牛乳と一緒にミキサーにかけて、そのまま飲んだり、凍らせてアイスにしたりするのが一般的です。牛乳と混ぜると、くどさが和らぎ美味しいんですよ~

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我が家のマメイ牛乳レシピは、よく熟れたものならマメイ半分に対して牛乳1リットル。ほかのフルーツと牛乳を混ぜる場合に比べて牛乳がかなり多く感じると思いますが、マメイはかなりねっとりしているので、これくらいたっぷり水分を加えないと、ミキサーが回らない&コップから飲めないのです(スプーンですくって食べる羽目になる)。

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砂糖や蜂蜜を入れなくても、これでも十分甘いんですよ!甘いのがあまり得意でない方なら、もっと牛乳が多くても良いくらいです。うちのメキシコ人旦那は、マメイ+牛乳+バナナ=チョコミルクの味になる、と言い張るのですが、私にはよく分かりません...苦笑 私はマメイだけよりさっぱりするので、マメイ+牛乳+メロンの組み合わせが好きです。更にメキシコが誇るスーパーフード、チアシードも加えれば、お手軽ヘルシードリンクの出来上がり!

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マメイ牛乳はリクワド・デ・マメイ(licuado de mamey)という名前で街中のジューススタンドにもよく出ています。ビタミンB6、C、B2、E、ナイアシン、マンガン、カリウム、食物繊維を多く含み、身体にとても良いそうなので、見かけたら是非試してみてください。

ちなみに我が家のように手作り派の皆様に一つ忠告ですが、これだけ甘い実ですから、開けたら中に白い芋虫が沢山うごめいていて絶叫...なんてことが稀にあります。マメイを買うときは、皮(特にヘタの周辺)に小さな穴が開いていないか、よく確認してくださいね。

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