カリフォルニア(モントレー)は暖かいの?
皆さんは、「カリフォルニア」と聞いて、どのような風景を想像するのでしょうか?キラキラとした太陽、青い空、そして青い海?冬でも、Tシャツ、ショートパンツ、もしくは、水着だけで、ビーチでマリンスポーツ?
これは、実はどちらかと言えば、ロサンゼルスやサンディエゴのある南カリフォルニアの光景です。
私の住むカリフォルニア州中部、そして、サンフランシスコのある北部沿岸は、確かに1年中穏やかな気候なのですが、霧が発生しやすく、空気が冷たい日も多く、肌寒い感じです。また、海水の温度も1年を通して冷たいため、ウエットスーツなしで泳いでいる人はあまり見かけることがありません・・・
また、1日の中でも空模様が変わりやすく、私がこの文章を書いている日を見ても、起床時すぐは青空だったのが、午前中少し遅めの時間にはまっ白い霧模様の空になり、そして、昼食を食べ終わった頃には、また青空といった様子です。(そして、また霧が戻ってくるかも?)
そして、日本では暖かい(暑い)「夏(6〜8月)」は、この辺りでは最も霧の多い時期で、毎日のようにネズミ色の空を眺めながら、長袖の服を重ね着して過ごします。
これは、都市伝説的な言い伝えなのですが、「ハックルベリー・フィンの冒険」などの著書で有名なマーク・トウェインが、"The coldest winter I ever spent was a summer in San Francisco." (これまで過ごした1番寒い冬は、サンフランシスコの夏である。)と言ったとか言わなかったとか?
しかし、このような気候は、多くの場合が沿岸部に限ったもので、15〜20分ほど車を走らせ、内陸に行くと快晴で暖かいということも良くあります。
ですので、地元の人たちはいつもジャケットを持ち歩いているか、少なくとも半袖ではなく長袖という服装をしていることが多く、Tシャツにショートパンツの人たちを見ると、「観光客?」と思うようです。
実際、私の両親がこちらを訪れたとき、到着早々に母親が「寒い!」と言って長袖の服を買いに走りました。しかし、数日後には気温30度超えが続くという1年でも1〜2回あるかないかという「暑〜い日」がやってきました。(まあ、また数日後には、お約束の霧の寒い日に戻ったのですが・・・)
このような霧の寒い夏が終わると、1番おすすめの季節がやって来ます!9〜10月は、この辺りではインディアン・サマーと呼ばれ、お天気が良い日が続き、暖かく過ごしやすい季節を迎えます。気温は、肌寒さがなく、日本の春〜初夏のような陽気です。こんな日は、海沿いをお散歩しているだけでも、ぽかぽか、気温と一緒に気持ちもほっこりします。
こうやって書いていると、カリフォルニア北部〜中部沿岸の気候は、表現するのが難しいということに気付きました・・・まあ、強いて言うならば、カリフォルニア(モントレー)は暖かいの?と聞かれると、初春か秋のような、しかし、夏は冬、そして、冬でも夏のような時もあり・・・と、1日、1年を通して、すごく極端な季節を除く全ての季節が訪れます。夏なのに、長袖の重ね着をしているかと思えば、今年2月の自分の誕生日の週末には、ビーチで絵を描いて過ごすといった具合です。
ただし、短期間で来られる場合には、やはり9〜10月がお天気の良い日の確率が1番高く、より確実にモントレーの自然を楽しむことが出来るでしょう。それでも、長袖の上着の準備はお忘れなく!
ちなみに、毎年、雨は冬の時期にのみ降るのですが、ここ数年は雨量が少なく、水不足に悩まされているために、とても乾燥しているカリフォルニアという側面もあり、保湿クリームなどの準備をして来られることをおすすめします。
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