南三陸の"今"を歩いて感じる「まちあるき語り部」
急ピッチで復興工事が進む南三陸町。
日々変わり続けるまちの風景をガイドと共にゆっくり歩きながら、南三陸の「今」にふれてみませんか?
車から見るものとはまた違った景色に、震災被害の痕跡やここに確かに存在していた町の面影を感じることができます。
また、歩きでしか発見できない季節感や人との出会いもあります。
本日は、南三陸町観光協会にて提供しているプログラム「まちあるき語り部」をレポート!
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今回「高台コース」に参加されたのは東京からお越しのM様御一行(仮名)
前泊は町内のホテルとのことで、まちあるきの前にはレンタサイクルで商店街などを回られてきました。
お父さんは南三陸町2回目、お母さんは初めて。
そして生後7か月のお子さんは生まれて初めての旅行!ということでした。
(初めての旅行で南三陸町を選んでいただきありがとうございます!)
まずは震災アーカイブでの当時の町内の様子の説明。
今は目にすることのない被災状況や震災前の町の様子をお話します。
(※館内の写真は撮影禁止としております。ご了承ください。)
ガイド自身の被災体験や昔の家の話などを聞き、昔の南三陸の風景を頭の中に入れてもらった上でいよいよ外へ。
この「高台コース」名物である志津川中学校の約200段の階段・・・!
10年前は自分も毎日ここを昇り降りしてたのかと思うと当時の自分を褒めたくなるほど、険しい道のりです。
その長く急な階段をお父さんはお子さんを抱きながら一生懸命登っておりました。
階段からは当時の津波の爪痕や工事の様子が見えます。
さらに地区全体を眺めるために階段を登り切り登校坂の頂上へ。
設置されている写真パネルを使い、震災前と当日と今の風景の変容、これからのことをお話しています。
「あそこにはなにがあって、これからどうなるんですか?」
「川の水が綺麗ですね」「自然を使った体験活動、興味あります!」
被災状況だけでなく、南三陸がもつ様々な魅力にも興味を示していただき、たくさんの嬉しいお言葉をいただきました。
大きくなってまた来るときには美味しいお魚を食べられるし、綺麗な海と山でたーーくさん遊んで、素敵な思い出をいっぱい作っていってね。
とてもほっこりしたまちあるきになりました。
(M様、撮影と画像の使用のご承諾、ありがとうございました。またのお越しを心よりお待ちしております。)
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「まちあるき語り部」では【未就学児のみ参加費無料】としております。
※別途加入の傷害保険は有料となります。小さなお子様をお連れの方でも、気兼ねなくご参加ください。
※予約の際にお子様の年齢をお教えください。
また、例年ですと2~3月に予約が集中してまいります。参加ご希望の方はお早めにご予約ください!
「まちあるき語り部」の詳細については、下記URLより南三陸町観光協会HPをご覧ください。
南三陸町観光協会HP:https://www.m-kankou.jp/
実際に自らの足で歩くことでしか感じられないものがあります。
まだ少し肌寒い日が続きますが、南三陸町でお待ちしております。
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筆者
宮城特派員
MINAMINA
生まれも育ちも宮城県南三陸町。南三陸町といえば…海?だけではありません。
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