ミケランジェロ作品が限定無料公開 平日夕方にぜひ
みなさんはイタリアを代表する芸術家、ミケランジェロの最後の未完の作品「ロンダニーニのピエタ」をご存知ですか。
彫刻家ミケランジェロの作品は1564年に生涯を終えたローマに多く残されており、この「ロンダニーニのピエタ」が発見されたのもローマ市内のロンダニーニ家だったそうです。
あの世へ旅立ったイエス・キリストを抱きかかえるマリア様の悲しみと慈愛が表現されており、ミケランジェロは10年以上かけて制作に取り組んでいました。
しかし未完のまま、ミケランジェロはこの世を去りました。
その未完の最後の作品が、ミラノ・スフォルツェスコ城でご覧になれます。
マリア様の頭部の左部分、像に向かって右手の一部分にもう一つの顔が彫られているのがわかりますか。
私の写真ではうまく写っていませんが、実際に実物を見ていただくと納得していただけると思います
ミケランジェロはどういう想いでこの作品を仕上げようとしていたのでしょうか。
スフォルツェスコ城の正面門を入って、広い中庭の左手奥の方に展示室の入口があります。
2015年5月から「ロンダニーニのピエタ」のみを展示する空間となりました。
そしてありがたいことに火曜日の14時以降、水曜日から土曜日の16時30分以降と毎月第一日曜日(今年12月3日まで)は、なんと無料でこの貴重な作品が見られるのです。
ちびっ子たちもガイドの説明におとなしく耳を傾けていました。
ドゥオモ広場から歩行者天国のダンテ通りを通り抜けて約15分。ヴィスコンティ家やスフォルツェスア家などミラノの城主たちの住居兼要塞だったこの名所に、ぜひ足を運んでみてくださいね。
Castello Sforzesco
www.milanocastello.it
9時から17時30分(入場は17時まで)、月曜休み。
「ロンダニーニのピエタ」を含む場内の美術館入館料は5ユーロ。
火曜14時以降、水曜から土曜の16時30分以降は無料(入場17時まで)。今年12月3日までの第一日曜日は無料。
敷地内屋外はフリーエントランス。
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