チョコの祭典 サロン・ド・ショコラinミラノ
バレンタイン・デーも間近の今週末、皆様はいかがお過ごしですか。
私はミラノ市内のフィエラ・シティで開かれている「サロン・ド・ショコラ ミラノ」に出かけてみました。
トップの写真は、入口にどどーんと登場した彫刻家ロダンの代表作「接吻」をモチーフにチョコレートで仕上げたもの。ミラノで大人気のErnst Knam氏の作品です。
今回の「サロン・ド・ショコラ」はバレンタイン直前の4日間でした。
北はトリノ、そして南はシチリアなどイタリア全土からまたはベルギーなど国外からも数十メーカーが出展し、それぞれの個性豊かな品質の高いチョコレートをアピールしました。
こちらはイタリア国内だけでなく、世界中に大きくショップ展開しているVenchiのコーナー。
皆さんも空港などで見かけたことがあるのではないでしょうか。ジャンドウィヤなどどれもクオリティーが高いことで知られています。
そして生リキッドチョコレートを味見させてくれます。濃厚なお味!!
一日チケットは15ユーロ。でも場内に入れば、何種ものチョコレートだけでなく、ジェラートやチョコレートに合うシャンパン、ワイン、カクテルなどアルコール類もふるまわれ(有料もあり)、チョコ好きにはもってこいのイベントです。
開場に数ヶ所設けられたステージではチョコレート職人の方の実演があり、チョコレートやチョコレートを使ったドルチェがどのように作られているか解説付きで熱く語られていて、集まった人々は熱心に耳を傾けていました。
ファッションの街にふさわしく、チョコレートをあしらった遊び心いっぱいのワンピースも圧巻! 来場者のフォトスポットになっていました。
そんな中でも圧倒的に人だかりがあったのが、Ernst Knam氏のコーナーでした。クレヨンのように色とりどりのカラーのチョコレートとバレンタイン用のおしゃれな商品がが並ぶショーケースは、常に人、人、人で・・・・
確かに私もその鮮やかで洗練された華やかなチョコには驚かされました。パッケージングも凝っている。
Knam氏はドイツ生まれのミラノ育ちで、イタリア屈指の料理人グァルティエロ・マルケージ氏にデザート部門のコックとして弟子入りしたそうです。
1992年に独立してミラノ市内に自身の店舗を構えます。国際的な賞を何度も受賞した経験もあり、ここ数年はテレビ番組に出演し、その明るく巧みなトークで視聴者を魅了しています。
この日ショーケースに並んでいたのは、往年のアーティスト、ジャクソン・ポロック風にソースがさらりとあしらわれたバレンタイン・タルト。
実演クッキングでは、パルメザンチーズとチョコレートのコンビネーションをつくり上げていました。これはちょっと・・・・個人的にはどんなものかとその味の想像がつきません。甘味と塩味の組み合わせでしょうか?
そしてバレンタイン用の大型チョコレート・アート作品もやはり、ポロック風?
イタリアでチョコレートで知られる街といえば、フランス国境に近いピエモンテ州・トリノや、イタリア中部のペルージャがあります。
今回もペルージャで毎年秋に行われるペルージャ・チョコレート祭2017のブースがありました。リキュールなどのお土産物やユニークな小物のプレゼントを探すのにもってこいでした。
皆さんは今年、バレンタイン・デーをどのように過ごされますか。
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