イタリアのヌガー菓子「トッローネ」

公開日 : 2005年01月30日
最終更新 :

イタリアでポピュラーなお菓子の一つに、トッローネというヌガー菓子があります。ヌガーというと、どうも歯が折れそうに固くて甘すぎるお菓子をイメージする人が多いと思いますが、こちらにはアーモンドがふんだんに使われ、口の中でとろけるようなやわらかいトッローネがあります。イタリアではどちらかというと、この柔らかいタイプのトッローネが人気だそうです。

トッローネにはいろいろな種類がありますが、一番代表的なのは、蜂蜜と卵白とナッツ、これにお砂糖を少々加えて作ったものの外側を、薄いオブラートで包んだタイプのものです。

クリスマスのシーズンにもよく食されるお菓子の一つで、イタリアで産地として有名なのはクレモナです。トッローネの発祥地についてはいろいろな説があり、いくつかの街が発祥地として名乗りをあげていますが、クレモナには最も信憑性のある歴史的事実が残っています。1441年にフランチェスコ・スフォルツァとビアンカ・マリーア・ヴィスコンティの婚姻祝賀の席で、宮廷菓子の一つとして出されたのがこのお菓子だったといわれています。ということは、このトッローネはとっても高貴な歴史あるお菓子だったわけです。

お土産にも喜ばれると思うので、ぜひこの「トッローネ」を試してみてください。

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