イタリアの海にいらっしゃい!

公開日 : 1998年06月17日
最終更新 :

「バカンスはどうするの?」これが今イタリアでのご挨拶。人と会ったらこの話題は必須です。イタリアでは8月に最低でも2週間、長い人で1ヶ月のバカンスをとるのが普通。みんな夏のバカンスのためにせっせと働き、貯金をします。イタリア人にとってのバカンスには、海は欠かせません。典型的なのは砂浜に毎日寝そべって徹底的に何もしないスタイル。今年は海外よりもイタリア国内の海辺でのバカンスに人気が集中しているようです。そこで今回はイタリアのビーチリゾートのお話。まず、イタリア人の知り合いにイタリアでどこの海が一番きれいかと聞くと、8割がここの名前をあげるくらい海が美しいことで知られるサルデーニア島。イタリアの各界のVIPが別荘を所持していることで知られている、エメラルド海岸にセカンドハウスを持ち、プライベートヨットでバカンスを過ごすのはこちらの人たちの夢でもあります。サルデーニアとは逆にとても庶民的で、お手頃かつ施設が整っているビーチリゾートはアドリア海側のリミニやリッチョーネでしょう。ホテルの数も驚くほど多いですし、長いビーチにずらりとサンベッドやパラソルが並ぶ景色は昔から変わりません。リミニはあまりにも混雑しているし、治安がよくない(真夏にディスコ通いする若者が集まるため)から他のビーチを探したいという人、リミニの北のチェルビアやミラノマリッティマ、チェゼナティコあたりへどうぞ。千葉の海岸みたいなちょっと寂れた渋い雰囲気(?)が味わえます。この辺はおいしい魚料理のレストランも集まっています。私が去年個人的に行って気に入ったのはエルバ島。車で小一時間あれば一周できてしまうほど小さいですが、ロープウェイでカパンネ山の上に行けば、エルバ島全体、晴れていればコルシカ島まで見渡せるすばらしい風景が見られます。小さい入り江があちこちに見られ、海は静かだし、お魚が泳いでいる姿が見えるほど透明です。ここでは、カッチュッコと呼ばれるトスカーナ風ブイヤーベースが食べられます。もう少し南に下がると、言わずと知れたナポリ、イスキア、カプリ島があります。カプリ島はやはり世界からリゾート客が訪れるだけあって、ホテルは高めです。8月は大混雑が予想されるため、ベストシーズンは6月から7月。シチリアももちろん忘れてはならないリゾートですが(サンヴィートロカーポの海は透き通っていました!)、シチリアの知人曰く、シチリア本島の人たちはエオリア諸島やランペドゥーサ島に出かけるのだそうです。ランペドゥーサ島には飛行機で行くことも可能。この辺まで来ると、土地は荒涼とし、乾いた雰囲気のイタリアになります。なにしろイタリアは海に囲まれていますから、ここにあげた以外にもたくさんきれいなところはあります。でもせっかくイタリアのビーチに行くなら1泊、2泊の短期滞在ではなく、最低1週間はのんびり過ごして、イタリア的バカンスとライフスタイルを満喫したらいかがでしょう。

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