スラックキーギター・フェスティバル - Ki Ho'alu Festival 2014

公開日 : 2014年06月24日
最終更新 :
筆者 : Satoko

昨日は、Maui Art and Cultural Centerで行われた、第23回を数えるハワイアン・スラックキー・ギター・フェスティバルに行って来ました。スラックキー・ギターは、ハワイへ移住してきたポルトガル人から伝わったギターをハワイアンが独自のチューニングにアレンジしたもの。オープン・キーといって、ネックを指でおさえない状態ですでにGとかCにセッティングされています。ハワイアン・ミュージック特有のゆる~い感じの音楽に欠かせない楽器です。

SlackKey1.JPGのサムネール画像

大御所から若い世代のハワイを代表するギター・プレーヤが一同に会し、野外のステージでほぼ半日を通して行われるコンサートは毎年大人気。なんといっても無料ですから、ビーチチェアーやブランケットを持って、芝生の上でゴロゴロしながら楽しむハワイアンミュージックは格別。ビールやワイン、ローカル・フードのブースもあって、お祭り気分を満喫できます。

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今回、私の感心を引いてしまったアーティストは、マウイのローカルボーイのイケメン・ギタープレーヤー Jeff Peterson、Autearoa(ニュージーランド)、マオリの血を引く LT SmoothKeale、Bobby Miderow(Maunalua), Danny Carvalho

多分、日本でもおなじみのJeff Petersonは、相変わらず鮮やかなギター捌きを披露してくれました。数々のハワイの有名なミュージシャンが彼と共演したがるのがよくわかります。

LT Smoothは、長い間ドラッグやアルコールのトラブルを抱え、それを克服して音楽の世界に入って成功し出した方。ハスキーな歌声、痺れます。ほんとに素敵。

Kealeは、オアフのミュージシャン。日本でもおなじみの IZ(イズラエル・カマカヴィオオレ)のファミリーです。目をつぶって彼のウクレレと歌声を聴くとやはりどことなくIZの歌声に似ています。

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Bobby Miderowは、オアフの人気バンド Maunalua のヴォーカル。今回はソロとしてイベントに参加していました。彼のファルセット(裏声)は、ボリュームがあってとても素敵。近々ソロデビューするそうで楽しみです。

Danny Carvalhoは、先ごろガンで亡くなったハワイアンシンガーの大御所、デニス・カマカヒを師とする若きミュージシャン。彼のハワイ語は素晴らしく、歌声もスムーズ。日系人らしく、第二次世界大戦時に差別の中で戦い抜いたハワイ日系人の英雄 第142部隊に所属していた日系2世のおじいちゃんにささげる曲 "Nisei" などを披露しました。とても美しいメロディで、印象深い曲でした。

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コンサートの最後は、HAPAの登場。大いに盛り上がり、サンセットを迎えました。イベントを通して、亡きデニス・カマカヒや昨年亡くなったハナ出身のミュージシャン Pekelo、またつい先ごろ突然亡くなった Chino Montero をトリビュートし、とても感慨深いコンサートでした。 ハワイアン・ミュージックはいいですよ。癒されっぱなしの半日でした。

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