スラックキーギター・フェスティバル - Ki Ho'alu Festival 2014
昨日は、Maui Art and Cultural Centerで行われた、第23回を数えるハワイアン・スラックキー・ギター・フェスティバルに行って来ました。スラックキー・ギターは、ハワイへ移住してきたポルトガル人から伝わったギターをハワイアンが独自のチューニングにアレンジしたもの。オープン・キーといって、ネックを指でおさえない状態ですでにGとかCにセッティングされています。ハワイアン・ミュージック特有のゆる~い感じの音楽に欠かせない楽器です。
大御所から若い世代のハワイを代表するギター・プレーヤが一同に会し、野外のステージでほぼ半日を通して行われるコンサートは毎年大人気。なんといっても無料ですから、ビーチチェアーやブランケットを持って、芝生の上でゴロゴロしながら楽しむハワイアンミュージックは格別。ビールやワイン、ローカル・フードのブースもあって、お祭り気分を満喫できます。
今回、私の感心を引いてしまったアーティストは、マウイのローカルボーイのイケメン・ギタープレーヤー Jeff Peterson、Autearoa(ニュージーランド)、マオリの血を引く LT Smooth、Keale、Bobby Miderow(Maunalua), Danny Carvalho。
多分、日本でもおなじみのJeff Petersonは、相変わらず鮮やかなギター捌きを披露してくれました。数々のハワイの有名なミュージシャンが彼と共演したがるのがよくわかります。
LT Smoothは、長い間ドラッグやアルコールのトラブルを抱え、それを克服して音楽の世界に入って成功し出した方。ハスキーな歌声、痺れます。ほんとに素敵。
Kealeは、オアフのミュージシャン。日本でもおなじみの IZ(イズラエル・カマカヴィオオレ)のファミリーです。目をつぶって彼のウクレレと歌声を聴くとやはりどことなくIZの歌声に似ています。
Bobby Miderowは、オアフの人気バンド Maunalua のヴォーカル。今回はソロとしてイベントに参加していました。彼のファルセット(裏声)は、ボリュームがあってとても素敵。近々ソロデビューするそうで楽しみです。
Danny Carvalhoは、先ごろガンで亡くなったハワイアンシンガーの大御所、デニス・カマカヒを師とする若きミュージシャン。彼のハワイ語は素晴らしく、歌声もスムーズ。日系人らしく、第二次世界大戦時に差別の中で戦い抜いたハワイ日系人の英雄 第142部隊に所属していた日系2世のおじいちゃんにささげる曲 "Nisei" などを披露しました。とても美しいメロディで、印象深い曲でした。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。