南仏プロヴァンス ラベンダー街道巡り

公開日 : 2011年07月08日
最終更新 :
筆者 : 堀 泰子

この時期に南仏の来られる機会があれば、ぜひお勧めしたいのがラベンダー街道巡りです。

幾重にもラベンダー畑が広がり、紫の絨毯を敷き詰めたような光景は南仏の夏の風物詩です。

lavender field.JPG

南仏のラベンダーの季節は6月下旬から8月中旬までが見頃となります。

観賞用ではなく、あくまでも収穫用に育てているので花の最盛期に刈り取られます。

その年の気候条件によっても開花・収穫時期が違うので、行ってみたら

紫が緑の絨毯に変わっていたということも残念ながらあります。

今年は5月は真夏並みに暑かったので、開花時期が例年より早まり今満開を迎えています。

畑の中には、すでに収穫を始めたところももあります。

lavender flower.JPG

ラベンダーはLavandula属(ラヴァンデュラ)シソ科の仲間です。

南仏の代表ハーブのタイム、ローズマリー、バジルなどもシソ科です。

一般的にラベンダーと私たちが呼んでいるものは、トゥルー・ラベンダーですが

プロヴァンスで多く栽培されているものにラバンジンという自然交雑種もあります。

ラベンダーに比べると、残念ながら香りの質は劣りますが、大きさも2倍近くあり

採油量も2.5倍となります。写真はトゥルー・ラベンダーで香りも良く、

花束やドライフラワーとしても大変人気があります。

ガイド、コーディネーターという仕事柄、ラベンダー畑をご案内することも多いのですが

先日もアロマテラピストの方と一緒にラベンダー街道を巡ってきました。

ラベンダー街道も数多くありますが、今回はリュベロン山麓や

プロバンス地方の最高峰、標高1909mのヴァントゥー山の麓に広がる

ヴォークリューズ台地を中心に周遊してみました。

全身で様々なラベンダーを感じることができるところに連れて行って下さいという

リクエストに応じて、小さな村でおじさんが手作りしているラベンダーのはちみつや

オイル販売しているお店に立ち寄ったり、畑を観察したり、収穫中の作業を見学したりと

ラベンダー色の濃い1日でした。オートメーション化で、ほとんど機械で作業をしている

畑が多いのですが、手作業で刈り取りをしている場面も見ることができました。

lavender handcut.JPG

ラベンダー街道は公共機関を利用しての移動は非常に難しいので、

レンタカーやタクシー、またはツアーなどのご利用をお勧めします。

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