【リヨンの名物料理】おつまみは、脂のから揚げ!?「グラトン」
リヨンの郷土料理店「ブション」に行くと、おつまみによく出てくるGrattons(グラトン)。
名前の「Gras(グラ)=脂」+「ton(トン)=豚」からわかるように"豚の脂"です。
ガチョウやあひるなど、地域によってグラトンに使われる脂は違うようです。
サクっとした歯ざわりに、しっとりした油が口の中でなめらかに溶ける感じと、時々こりこりした食感もあります。手でつまんで食べます。
おつまみに程よい塩加減と香ばしいさ、1粒にギュっと詰まったコクのある味わいが、一度食べたら癖になります。
でも、"脂の塊"なので、食べすぎには注意です。
グラトンは揚げ物?
一見「から揚げ」に見えるグラトンですが、"背脂を煮詰める"という情報が多く書いてありました。
確かに、口の中で溶けるあの脂を熱い油に入れたら全部溶けちゃいますね。
それゆえに、出来上がりのあのカリッとした触感が不思議でなりません。
グラトンの作り方
5㎝角に切った1kgの豚の皮を、大さじ1杯の油を入れた鍋で約3~4時間弱火にかける。
途中、粗塩大さじ1杯加えて、グラトンがカリカリになってきたら火を止め、一晩乾かしてから食べます。
ネットで見つけたレシピでは、味付けは塩だけでしたが、ほかにもヴィネガーでマリネするというのもありました。
グラトンが食べれるところ
ブションで
リヨンの郷土料理が食べれるお店をBouchon(ブション)といいます。
ブションに行くと、おつまみにいつも出てきます。お酒を頼まなくても、食事が来るまでのおつまみに出してくれるお店もあります。
ちなみに、最初の写真のグラトンは、ベルクール広場近くのBouchon des Carnivoresというブションで食べました。
中央市場やお肉屋さんで
リヨン中央市場やお肉屋さんに、いつも山になって売っています。
写真は、リヨンのレストラン街メルシエール通りの近くにあるブッシェリー(肉屋さん)。
パックに小分けで売っているお店と、量り売りのお店があります。
量り売りの場合、お試しなら100g(仏語:ソン・グラム)くらいがいいと思います。注文すると店員さんがパックに入れて、量りに乗せて、「これでいい?」と聞いてくれます。もし少なかったら+50gくらい足すなどして好みの量を入れてもらいましょう。
夕食を宿泊先で食べる方は、赤ワイン1本に、グラトン、サラミに似たソシソン、スーパーで小瓶のピクルスを買ったら完璧なリヨンのアペリティフができます。
(9月お題"から揚げ")
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