衝撃のモロッコ式サウナ、ハマム

公開日 : 2019年01月06日
最終更新 :

観光で歩き回った疲れを癒してくれるスパは、旅の醍醐味の一つだと言う女性も多いのではないでしょうか。私も今回、モロッコ式のサウナ、ハマム Hammam を最終日まで毎日、ワクワクしながら楽しみにしていました。

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全体的に震える寒さ

モダンなデザインの宿泊施設、リヤド ヌースヌース内にある、ハマム45分とマッサージ一時間で500ディルハム(約5625円)のコースを予約しました。高級スパな割には、他と比べてコスパが良いので選びました。

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セラピストはフランス語しか出来ないので、私達のコミュニケーションはグッド?かノーグッド?しかありませんでした。早速着替え、というより、パンツ一丁になれ、との指示がありましたが、脱衣所らしきものは見当たりません。仕方ないのでその場で脱ぎ始めるのですが、罰ゲームの野球拳か?という状態で、セラピストは後ろも向かず、脱いだ服を受け取る為にずっと目の前で立っています。既にプチ衝撃。

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軽いサウナ状態の部屋のベッドに横たわると、バジャーっとぬるめのお湯で洗礼を受けます。そう、ヌルいので、しかも、本格的なサウナ程の温度ではないので、サムイ‥!その後は黒いソープを塗りたくられて、一人放置。

しばらくすると、シューシューとスチームが出て来ました。どうやらこれがサウナ、という事のようです。ようやく少しは暖かくなった、という程度ですが。

モロッコ版垢すり

長時間のうつ伏せは、仰向けより疲れます。それでも少しウツラウツラしていると、スタッフが入ってきて今度は垢すりを開始しました。衝撃その一。身体擦ったそのタオルで、顔も擦られるのかぁ〜!

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日本では、クレンジングの際の拭き取りや、洗顔時は泡で洗うように、等と、いかに肌を傷つけないかという事に気を配るのに、この事態です。その顔にも黒のソープを塗られるので、案の定ヒリヒリです。

洗髪もしてくれるのですが、頭皮はノータッチで、脚を伸ばしたまま直角に起き上がって洗われるので、少し腹筋を使います。

衝撃その二。極め付けは、引き締めの為か単にあったまってないだけか、ほとんど水状態のぬるま湯をすすぎとして頭からかけられます。

マダム、グーッド!サバ、サバ ça va?

や、全然グッドでもサバ(大丈夫)でもないけどね‥。口に入らないように口を閉じて、更に鼻まで水の勢いで塞がれるから、息が出来なくて窒息しそうでしたから。

オイルマッサージ

水も滴るいい女状態で、バスローブを着せられ、部屋を移動します。お待ちかねのマッサージです。ヒーリング音楽をバックに、お香も焚かれて良い雰囲気の中、早速始まりました。

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衝撃その三。髪の毛はビシャビシャのまま‥。穴のあいた台にうつ伏せの場合、手は下ろすかと思うのですが、寒いのもあって縮こまるように伏せ状態に。そして、忘れていたのでしょうか。

衝撃その四。突然、施術の最中に

マダム、

と言われ、水を渡されましたが、今度は背筋を使って僅かに起き上がり、飲まなければいけません。この体勢で飲むのは初めてです。

サバ〜♪

マッサージ事態は普通のオイルマッサージで、腕は確かです。ただ、やはり、案の定終わったら即また彼女の前で着替えをし、そのままで受付に案内されました。

最後の衝撃。素敵な宿のロビーに、マスカラは剥げ落ち、頭は鳥の巣のようにぐちゃぐちゃ、水までポタポタ落ちている哀れな東洋人、といった出で立ちで恥ずかしかったです。こんな状態でも、マダーム、グーッド?と聞かれ、

メルシー ボークー、トレビアン!

と言って、チップまで渡してしまう日本人。このスパの名誉の為に申しておくと、事前情報で、何もここだけでなく、ハマムという行為事態が基本的に寒い、とは知っていたのでサービスが悪かった訳ではありません。

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ただ、ハマムとはこういうこと〜。なんだと、思います。違うのかな‥⁈

Riad Noos Noos住所: 8 derb Jemâa Lakbir, Quartier Hay, Essalam, 40008 Marrakechアクセス: フナ広場から徒歩10分、バイア宮殿の近くのスパイス市場内URL: http://www.riadnoosnoos.com/en/services-offered/well-beingホテル

筆者

イギリス特派員

パーリーメイ

2017年よりロンドン南部で家族と暮らしています。郊外ならではのコスパのよいレストラン、貴族の邸宅、城めぐり、海沿い情報などが得意です。

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