イタリアとスロベニアの国境を挟む山、Matajur(マタユル)へ

公開日 : 2017年10月19日
最終更新 :

先日、スロベニアとイタリア国境を挟んだ場所にある山、Matajur(マタユル)へ行ってきました。

首都リュブリャナから車で約1時間半のところにスタート地点があります。そして頂上までは2時間かかる山です。しかし、標高は1641mで、そこまで高さはありません。ただ緩やか、時に急な傾斜が続き、たくさん歩きました。

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しかし、この頂上からの風景を見ると疲れは吹っ飛びます。手前の緑の山、奥にも続く山脈は圧巻です。雲ひとつない青と緑と、茶色い大地のコントラストは本当に素晴らしい!

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白い部分は雪になっています。快晴のこの日、太陽の光は本当に強いのですが気温は低いので、アルプスの2000mを超える山には雪が溶けることなく残っています。それにしても物凄いコントラストです。

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頂上へ行くまでに面白いものを見つけました。この石はなんと国境を意味します。つまりこの石を越えればそこはイタリアな訳です。携帯電話の電波がいきなりイタリア仕様に変わります。スロベニアのアルプス地方というのはイタリアとオーストリアの国境に接しているので、様々な山がこの2つの国とつながっているんですよ。

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こちらは山小屋です。普通頂上にあるもんなのですけど、少し下った場所にあります。左のほうにイタリアの旗があるのわかりますか?ですからこの山小屋のメニューはイタリア語ばっかり!キンキンに冷えたビールが飲みたかったのに、一本4ユーロもする。スロベニアでは普通2,5ユーロくらいなんで高いなー!って仲間たちと愚痴りながらもオーダー。出てきたのはヌッルーイオーストリア生のビールだったので、余計残念でした(泣) その代わりワインはお安いですね。グラスで1,5ユーロほど。イタリア人は炭酸水もオーダーしてガブガブ飲んでました。

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頂上→山小屋→そして帰路へ。しかし帰り道また10分ほど登らないといけないことに。イタリア側からは自転車を持って登る人が多かったです。ヨーロッパでは山を自転車で登る人が結構多いんですよ。私にはちょっと想像がつきません。歩く方が、、、、いいです。

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これはスタート地点から15分ほど歩いたところ。天気が本当によく、芝生、木の紅葉、そして向こうにそびえる山脈がとっても素晴らしい。自然って本当に綺麗で、重い腰を上げて山に飛び込むととってもリフレッシュできます。

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山に行くと、高さによって生息する植物って違うと思い知らされます。低い方へ行くと、木やキノコが生えていて秋は落ち葉が敷き詰められている道がたくさんあります。今は正直脚が筋肉痛になってしまいましたが、来週も天気がいいといいな〜とちょっと楽しみにしています。ぜひ皆さんもスロベニア、とは言わないですけど、山登り楽しんで見てください。

個人ブログを始めました。スロベニアやその周辺の情報をモリモリ掲載していきますので、ぜひ覗いてみてくださいね。

筆者

スロベニア特派員

菊地 由貴

スロベニアの首都リュブリャナで現地ガイド、通訳をしています。現地の魅力や生活の様子をお届けします。

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