芸術の秋。ライプツィヒ近郊の町ハレにある、ヘンデルの生家に行ってみよう!

公開日 : 2018年10月22日
最終更新 :
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撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

主に活躍したのも亡くなったのもイギリスであったためか、イギリス人はヘンデルをイギリス人であると思っているようです。しかし、生まれはドイツでしたので、ドイツではヘンデルはドイツの作曲家だと言われています。

以前、これに関して面白い場面に遭遇したことがあります。

ベルリンフィルのジルベスタ-コンサ-トで、イギリス人指揮者であるサイモン・ラトルが、ヘンデルの曲を聴衆に紹介する際に、「次の曲は、イギリスの作曲家であるヘンデルの。。」とあえて言ったのに対し、聴衆からざわめきが起きたことがありました。

英国、ドイツでそれぞれヘンデルを自国の作曲家だと思っている、象徴的な瞬間だと思った記憶があります。

そのヘンデルの生家が、ライプツィヒ近郊の町、ハレにあります。

ハレは、お隣のザクセン・アンハルト州の首都。ライプツィヒからは電車で30分ほどで行くことができます。

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この家は、1666年から1782年までヘンデルの家族が所有していたそうで、ヘンデルは1685年2月23日にこの家で生まれ、18歳までこの町で過ごしたそうです。

この家の最も古い絵(1859年に描かれたもの)がこちらだそうです。

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撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

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撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

こちらは、メサイアのハレルヤコ-ラスの部分を、モ-ツアルトが少しアレンジして木管楽器のパートを加えた楽譜です。

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撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

その他、古楽器のコレクションを展示したフロア-も併設されていて、ヘンデルのファンでなくても十分に楽しめる博物館です。

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ヘンデルハウス

Händel-Haus

Große-Nikolaistraße 5

06108 Halle (Saale)

https://www.haendelhaus.de/de/hh/startseite

開館時間: 4月~10月 10-18時

  11月~3月 10-17時

休館日: 月曜日

入場料: 大人5ユーロ、学生3.50ユ-ロ

10人以上の団体は大人4,5ユ-ロ

家族チケット(大人二人及び子供)10ユ-ロ

筆者

ライプツィヒ特派員

シェーファー 玲子

2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。

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