芸術の秋。ライプツィヒ近郊の町ハレにある、ヘンデルの生家に行ってみよう!
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
主に活躍したのも亡くなったのもイギリスであったためか、イギリス人はヘンデルをイギリス人であると思っているようです。しかし、生まれはドイツでしたので、ドイツではヘンデルはドイツの作曲家だと言われています。
以前、これに関して面白い場面に遭遇したことがあります。
ベルリンフィルのジルベスタ-コンサ-トで、イギリス人指揮者であるサイモン・ラトルが、ヘンデルの曲を聴衆に紹介する際に、「次の曲は、イギリスの作曲家であるヘンデルの。。」とあえて言ったのに対し、聴衆からざわめきが起きたことがありました。
英国、ドイツでそれぞれヘンデルを自国の作曲家だと思っている、象徴的な瞬間だと思った記憶があります。
そのヘンデルの生家が、ライプツィヒ近郊の町、ハレにあります。
ハレは、お隣のザクセン・アンハルト州の首都。ライプツィヒからは電車で30分ほどで行くことができます。
この家は、1666年から1782年までヘンデルの家族が所有していたそうで、ヘンデルは1685年2月23日にこの家で生まれ、18歳までこの町で過ごしたそうです。
この家の最も古い絵(1859年に描かれたもの)がこちらだそうです。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
こちらは、メサイアのハレルヤコ-ラスの部分を、モ-ツアルトが少しアレンジして木管楽器のパートを加えた楽譜です。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)
その他、古楽器のコレクションを展示したフロア-も併設されていて、ヘンデルのファンでなくても十分に楽しめる博物館です。
ヘンデルハウス
Händel-Haus
Große-Nikolaistraße 5
06108 Halle (Saale)
https://www.haendelhaus.de/de/hh/startseite
開館時間: 4月~10月 10-18時
11月~3月 10-17時
休館日: 月曜日
入場料: 大人5ユーロ、学生3.50ユ-ロ
10人以上の団体は大人4,5ユ-ロ
家族チケット(大人二人及び子供)10ユ-ロ
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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