ラスベガスからちょっとだけ足をのばして楽しめる景色
6月だというのに先週後半から気温がぐんぐん上がり、昨日・おとといの最高気温は115°F(摂氏46度)でした。
今日はさらに上がって117°F(摂氏47度)となる予想でしたが、幸い雲が広がっているので115°Fどまりとなりそう。
とは言ってもたいした違いはないですよね。とにかく空気が熱いです。
外へ出るのも考え直してしまうこの天気のもとで書くのは少しためらわれるのですが、
今日はラスベガスと周辺の絶景スポットをいくつかご紹介しますね。
まずは、ストリップ沿いのホテルから西へ30分ちょっと、手軽に行ける「レッドロックキャニオン(自然保護地域)」。
赤い岩山の織り成す風景の中を一周する道路 - シーニックドライブのちょうど中間あたりにある展望ポイント
「High Point Overlook」は、標高1445メートル。
駐車場がそのまま展望ポイントになっていますが、遠くにストリップを望む景色は360度とは言わないまでも、
広い渓谷をぐるりと見渡せる気持ちのいい場所です。
次はラスベガスから東へ。
お隣の町ボールダーシティをぬけ、ハイウェイ93号線を使って約50分ほどで到着するフーバーダム。
眼下に横たわる巨大なダムをこんな高さから見られるのは、徒歩で橋の上まで上った人だけの特権ということになるでしょう。
ダムの駐車場から見上げたブリッジはそれ自体も絵になるのではないかなぁ。
そしてラスベガスから北東へ約1時間、州立公園の「バレー・オブ・ファイヤー」も、
絶景のひとつに加えたいと思います。
砂丘の隆起や風雨による侵食によってできあがった広大なエリアは、まさに炎のような赤い景色。
不思議な形をした赤い岩が散らばる風景に入り込むドライブは、ラスベガスとは全く別の世界へ来てしまったような感覚さえおぼえます。
バレー・オブ・ファイヤーはなぜか訪れる人があまり多くないようで、
どこにいても周りの巨岩に音が吸い込まれたかのようにとても静か。
時間が止まってしまったような世界で素晴らしい風景を堪能できますよ。
最後に、やはりはずせないのはストラトスフィアタワーでしょう。
ラスベガスのランドマークであるこのタワーは高さ約350m、東京タワーより少しだけ高いのですが、
展望タワーとしてはアメリカ国内で一番高いタワーです。
エレベーターでぐぃーんと一気に上っていくと、108階が屋内の展望デッキ、109階が屋外の展望デッキとなっています。
屋外デッキから、ストリップ大通りを北から南へ臨む景色。
手前のベージュ色のビルがヒルトンバケーションクラブ、そしてサーカス・サーカスホテル、
その先にはWynnホテルやTrumpホテル、かなり小さくなりますが、t.i.やミラージュも見えますね。
夜景はさらに見ごたえがありますよ。
ラスベガスを訪れたらぜひ、あなたの絶景スポットもみつけてみて下さいね。
(6月お題"わたしの街の隠れた絶景スポット")
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■Valley of Fire State Park: バレー・オブ・ファイヤー
フリーウェイ15号線を北へ約40分、75番の出口を下りたら 道なりに
Valley of Fire Hwyを約20分進むと公園入り口の料金所があります。
入園料:車一台につき$10
■Red Rock Canyon National Conservation Area:レッド・ロック・キャニオン
チャールストン通りを西へ向かい「Red Rock Canyon」と書かれた岩を通り過ぎて
少し行くと、ビジターセンターへの入り口が進行方向右側に現れます。
入園料:車一台につき$7
■Hoover Dam Mike o'callaghan - Pat Tillman Memorial Bridge:コロラド・リバー・ブリッジ
93号線でボールダーシティからフーバーダムへ向かう途中、ハシエンダホテルを過ぎると
すぐに Hoover Dam exit 2 (2番出口)のサインが現れます→
そのサインに従って右方向に入っていくと以前の93号線の道路に入り、
セキュリティチェックポイントへ向かう山道になります→
セキュリティチェックを通過して少し行くと、右手に駐車場へ入る上り坂が現れますので、
その駐車場に車を停めて橋を上ります。
この駐車場は駐車料金無料。
■Stratosphere Tower Observation Deck: ストラトスフィアタワー展望デッキ>
入場料:大人一人$15
*入園料は2013年6月現在のものです。
筆者
アメリカ・ネバダ州特派員
石川 葉子
ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。
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