NASCARの週末:レースカーを積み込んだトレーラーのパレード
3月の声を聞くとすぐにやってくるのがカーレース・NASCARの週末。
NASCARはアメリカ国内でもっとも人気のあるモータースポーツイベントで、
フロリダのデイトナを始めとした国内各地でストックカー・レースが行なわれていまして、
この時期は、レースがラスベガス「モーター・スピードウェイ」にやってくるのです。
"NASCAR Weekend" と呼ばれているほどのこの週末、たくさんの人出が見込まれ、
経済効果もたっぷり。というハッピーな週末ということになります。
今年のレース・イベントは明日3/9(金)から3/11(日)の3日間。
すでにニュースや新聞に話題が上ることが多くなっていますが、
今日は、そのレース参戦用のストックカーを運ぶセミ・トレーラーのパレードが
ストリップ(大通り)で行なわれました。
実はこれ、毎年、「NASCARトレーラー・パレード」として、
NASCAR Weekendのちょっとしたイベントとなっています。
ミラクルマイルショップス前。
トレーラーを見る人たちで溢れかえっています。
このセミトレーラーは、各ドライバーのストックカーとそのメンテナンス用の機材などを積み込んで、
一年中(シーズン中)レースからレースへと運んでいる、NASCARの裏方さん。
(正確にはレースとレースの間には、いったん本拠地のノースカロライナへ戻り、
そこから次のレース開催地へ移動するようです。)
車体の長さは約24メートル、タイヤは18本。とにかく大きい。
色鮮やかなペイントでスポンサーのロゴが描かれていて、かなり派手。
この「パレード」はストリップの南にある、サウスコーストホテルのトラック用駐車場に集結(!)したあと、
「ウェルカム・ラスベガス」のサインから出発、ストリップを北上して
ストラトスフィアタワーの手前からフリーウェイに乗り、そのままモーター・スピードウェイまで向かうもの。
もちろん、ストリップは信号無視のノンストップです。
警察のオートバイに先導されて、ゆっくりと進むトレーラーの行列は、
ライトを点滅させたり、クラクションをはでに鳴らしたりと、とてもにぎやかなうえに、
沿道のファンが、自分のお気に入りのドライバーの車を積んだトラックが目の前を
通ると歓声を上げたりして、とっても楽しい雰囲気。
こうやって目の前をゆっくり横切っていくのをじっくりと見る機会はあまりないので、
結構ドキドキします。
今日は、約50台のトレーラーがパレードに参加したそうです。
かわいいイエローのトーイング・トラック(牽引用トラック)が、パレードのしんがりを務めていました。
こんな小さなトラックで、牽引できるんでしょうか。あ、コンテナ部分をはずした運転席の部分を牽引するですね、きっと。
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筆者
アメリカ・ネバダ州特派員
石川 葉子
ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。
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