梅・桃・桜の饗宴!「京都御苑」
≪「京都御苑」は市民や観光客が訪れる人気のお花見スポット≫
京都御苑は、平安京遷都以降、約1200年にわたり歴史を紡いできた京の街の真ん中にあり
緑豊かな公園は、京都の人々にとって憩いの場です。
今の時期の京都御苑は、梅・桃・桜が同時に咲き、まるごとお花見が楽しめる超穴場です。
(写真は3月24日撮影)
《白やピンクの花咲く、桃林》
まずは「京都御苑」の南西、蛤御門(はまぐりごもん)を入った所に
位置しているのが「桃林」です。
ここは京都でも屈指の桃の名所。
約70本に及ぶ桃林には散策路があり、ベンチも多く設置されていますから、
桃の花をゆっくりと眺める事が出来ます。
桃の花は、3月中旬から4月中旬までが見頃です。
桃林の中を歩くと、白やピンクの花から甘酸っぱい香りが流れています。
《京都御苑は梅の名所でもあります》
そして「桃林」の南には隣接して「梅林」があります。
御苑の梅林は京都でも有数の規模で、約200本の梅が花を咲かせています。
梅の花は、2月中頃から3月中頃までが見頃。
今、梅の花は満開から少し散り始めと言う感じです。
《春を告げる枝垂れ桜》
桃と梅を見て次は桜です。
梅林の近く「出水の小川」向かいに一本桜が咲いています。
京都御苑内では有名な桜。
桜の名は「出水の桜」。
青空に桜の花が映えています。
《伝説の桜・糸桜》
続いて御苑の玉砂利の道を歩いて、北西部に位置する旧近衛邸宅跡の
「糸桜」へと向かいます。 旧近衛家は、五摂家の一つで摂政や関白を多く出した名門。
近衛家は鎌倉時代から天皇に仕える、朝廷の最高位の位にあたり 鷹司家・九條家・一條家・二條家と共に
五摂家と呼ばれて来ました。近衛家は五摂家の中でも筆頭の家柄で、昭和初期の
内閣総理大臣・近衛文麿さんはその直系です。
近衛家の邸宅は、幕末までここに建っていたのですが、
明治維新で明治天皇が東京に移られると同時に、近衛家も東京に転居しました。
以来・・・桜と池だけが残っています。
今年も咲いた「糸桜」。
名の通り、細かい糸が枝垂れる様な繊細な桜です。
ここ近衛邸跡には、約60本もの桜の木がありますが、
どれも巨木や名木と称される主役級の桜が点在しています。
近衛邸跡に咲く桜は、早いだけでなく長く楽しめるのも特徴です。
例年3月中旬頃から糸桜が咲き始め、その後、枝垂れ桜が次々と満開を迎えて行きます。
《梅・桃・桜咲く京都御苑へ》
京都は、これから桜の季節に入りますが、同じ場所で梅・桃・桜が一度に楽しめる場所はなかなかありません。
梅・桃・桜を訪ねて「京都御苑」に行ってみて下さいね。
《京都御苑》
〇所 〒602-0881 京都市上京区京都御苑
〇アクセス
京都駅から地下鉄烏丸線「丸太町」下車
京都駅から地下鉄烏丸線「今出川」下車
四条河原町から京都市営バス10号系統「烏丸丸太町」下車
四条河原町から京都市営バス51, 59号系統「烏丸今出川」下車
四条烏丸から京都市営バス65号系統「烏丸丸太町」下車
三条京阪から京都市営バス10号系統「烏丸丸太町」下車
三条京阪から京都市営バス59号系統「烏丸今出川」下車
〇御苑有料駐車場
中立売西駐車場(バス20台、乗用車250台収容) 烏丸通「中立売御門」入る 入・出場 7:40~19:30(出場24時間可)
清和院東駐車場(乗用車80台収容) 寺町通「清和院御門」 入・出場 8:40~20:00(20:00以降閉鎖)
〇拝観料 無料
〇拝観時間 終日
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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