五月の光に「インスタ映えする杜若」
上賀茂神社から、杜若(かきつばた)の花が咲く、
太田神社へと向かいました。
《風情ある社家町》
上賀茂神社から太田神社までは、徒歩で約10分~15分位の距離です。
上賀茂神社からの街道には、社家の町並みと川の風情ある景色が広がっています。
「社家町」とは、神主さんなど神職(社家)の住宅が集まる町。
神職は仕える神社のすぐ側に家を構える事が多く、特に大きな神社ともなると数多くの
社家住宅が建ち並び、社家町が形成されています。
しかし、かつては数多く存在していた社家町も、現在はその多くが失われて、
まとまった規模で残るところは極々わずかです。
《国の重要伝統的建造物群保存地区》
ここ、上賀茂神社の社家町は昔ながらの社家住宅が連なる町並みとして
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
上賀茂の社家住宅は、外観や間取りなどは武家の住宅に近いのですが、
部分的に寺院建築の特徴も併せ持つ、建築との事です。
現在、上賀茂にはこのような社家住宅がおよそ20軒残っています。
しかし、江戸時代には300軒を越える社家があったそうですから驚きですね。
《明神川》
上賀茂の社家町は、明神川と呼ばれる小川に沿って続いています。
明神川は、上賀茂神社の境内を流れる「ならの小川」から注いでいます。
「ならの小川」は、いわば神水の川。
その川が境内から出ると「明神川」と名を変え、社家町を潤しています。
《社家町から太田神社へ》
社家町から、少し歩くと太田神社に着きます。上賀茂神社の境外摂社です。
太田神社と言いますと、国の天然記念物に指定されている杜若(カキツバタ)が有名ですね。
神社は、祭神として日本最古の踊り子、天鈿女命(アメノウズメノミコト)が祀られています。
《杜若》
大田神社のかきつばたは、参道の左手に広がる沢地に広がっています。
約0.2ヘクタールの敷地に、約25,000株の杜若が自生しています。
約0.2ヘクタールとは・・・・畳に換算すると約1200畳との事。
五月の光の中、
青もみじと杜若の風景が綺麗です。
《インスタ映え》
杜若は、薄紫の色が美しいですね。
花をフォトジェニック風にすると・・・・・・・・・こんな感じ。
《太田神社》
◎ 所 京都府京都市北区上賀茂本山340
◎ 志納金 300円
◎ アクセス・バス JR京都駅から市バス4系統に乗車。
上賀茂神社停留所で下車して、東に徒歩約10分。
◎ アクセス・地下鉄 北大路駅・北山駅より徒歩25~30分。
◎ 駐車場 なし 上賀茂神社の駐車場が近いです。
※五月のお題 テーマ2【花】
テーマ3 【インスタ映え/フォトジェニック】
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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