十石船が行き交う「伏見濠川の桜景色」

公開日 : 2018年04月04日
最終更新 :
筆者 : Akio
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4月1日の伏見濠川(ほりがわ)桜風景

歴史と酒造りの街として栄えてきた伏見の町。

京阪電車の中書島駅を出ると、すぐに太閤秀吉が伏見城の

城下町として発展させた伏見の街が広がります。

今年の桜は早足で、川沿いの風の強い所では青葉の見えて来た桜もあります。

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桜景色の水路

豪川は伏見城築城のために宇治川から引かれた水路です。

桜の咲くこの時期、酒蔵と桜の景色は

京都市内で見る桜風景とは、また違った趣があります。

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城下町・伏見

伏見は豊臣秀吉が建てた「伏見城」の城下町として大名が屋敷を

構えて発展した町でもありました。

江戸時代には参勤交代の西国大名が淀川から伏見に入り

大名屋敷で支度を整え伏見街道から江戸へ向かったそうです。

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歴史の町・伏見を流れる濠川

濠川には、十石舟、三十石船が行き交い、濠川周辺には、

坂本龍馬が襲撃された寺田屋のほか、歴史ある町並みが広がっています。

江戸時代の伏見は、大阪と京都を結ぶ淀川の舟運の港町として栄えた町で、

寺田屋のような船宿は何件も軒を連ねていました。

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元の濠川は、伏見城の外堀でしたが

龍馬の生きた時代には、ほぼこの様な水路だったそうです。

寺田屋事件の時、濠川を使って島津屋敷まで龍馬は逃れたとも言われています。

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酒の町、伏見

そして、伏見と言いますと日本酒ですね。

古くから酒造の街として栄えてきた伏見は、豪川沿いに月桂冠や黄桜をはじめとする

伏見の名水で造られた酒造が並んでいます。

十石船が桜景色の中を進んで行きます。

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今週は金曜辺りに雨予報が出ていますから、

桜散らしの雨にならないと良いですね。

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《伏見、濠川水路》

〇アクセス  京阪本線「中書島駅」徒歩5分

       「伏見桃山」駅徒歩10分

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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