夏を見送る「愛宕古道街道灯し」。

公開日 : 2017年08月26日
最終更新 :
筆者 : Akio

奥嵯峨では愛宕古道街道灯し(あたごふるみちかいどうとぼし)が、

8月23日から25日まで行われていました。

IMG_4607.jpg

「愛宕古道街道灯し」の始まりは22年前に、化野念仏寺千灯供養への

 来訪者を迎える為と、地域の地蔵盆を盛り上げる為に、

 瀬戸内寂聴さんと嵯峨野保勝会、京都嵯峨芸術大学が共に作り上げてきたお祭りで、

 愛宕街道沿いに、手作りの小さな行灯を点したのが始まりでした。

IMG_4608.jpg

エリアは、愛宕神社一之鳥居から二尊院、清凉寺までの約1.5キロの街道沿いです。

街道には、地元の小中高校生や大人が描いた約800個の行灯が灯っています。

IMG_4613.jpg

大きな行灯は高さ10m近くになります。

IMG_4614.jpg

嵯峨鳥居本のHPには、愛宕街道紹介の素敵な詩が載っています。

「ゆっくりと歩きたい」

  ここにはなんにもない。

 ただただ時間がある。

 じっくりと培われた なんにもない 

 ここにしかない時間。

 あっと言う間に過ぎる日々の、ふと 

 ぼんやり雲を眺める様な。

 あの余韻みたいな感じがここにはある。

 古い町並みが残る街道。

 愛宕山に続く一本の道。

 行って帰る、ただそれだけだけど

 おんなじ様で違う様な。

 ずっと昔もたった今もおんなじ様な。

 そんな時間を、ゆっくりと歩きたい。

IMG_4620.jpg

夏を見送る、愛宕古道街道灯し。

ここには、夏の催しにある、花火や音楽もなく

静寂の中に奥嵯峨の町並みが続いていました。

IMG_4622.jpg

                          ※ 嵯峨鳥居本HPから言葉お借りしています。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。