祇園祭・「菊水鉾とお茶席」。

公開日 : 2017年07月13日
最終更新 :
筆者 : Akio

《祇園祭・菊水鉾》

祇園祭の前祭り。

各鉾町では鉾建てや、鉾の試し曳きも行われています。

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室町四条上がった所に建つ菊水鉾。

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車輪にも菊水の文字。

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菊水の名は、この町に室町時代からあった、

名水の井戸「菊水井」にちなんで名づけられたそうです。

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おおっ 

鉾を見上げたら、舞妓さんが手を振ってくれました。

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鉾へは、ちまきを買い求めると、乗せていただけます。

僕も鉾に上がりました。

提灯の間から見える室町通り。

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《山鉾は「動く美術館」》

祇園祭の山鉾は、「動く美術館」と言われています。

動く美術館と言われる様になったのは、室町時代以降で、祭を経済的に支え続けた町衆の力です。

桃山時代から江戸時代にかけて海外との貿易が始まり、

やがて山鉾にも各国の美術品を飾りつけるようになりました。

これが「動く美術館」と呼ばれる由縁です。

菊水鉾の天井幕は、皆川月華の「雲龍図」。(皆川月華・昭和時代の染色家。)

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鉾の上の広さは六畳位でしょうか。

ここに巡行の日には、禿や囃子方など約50人が乗ります。更に、屋根の上には屋根方。

鉾の前方には音頭取りも乗ります。

これだけの人数が乗り込み、曳いて動かすのですから凄いです。

鉾を引く曳き子は50人。

鉾一台に総数は100人以上となります。

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《菊水鉾町・お茶席》

菊水鉾を降りて、菊水鉾町で行われている、

お茶席へよせて頂きました。

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菊水鉾のお茶席は、夏の風物詩とも言われる

人気のお茶席。(7月13~16日)

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裏千家の方が点てられた抹茶と和菓子「したたり」。

「したたり」は能楽・菊慈童の稚児人形に因んだ和菓子で

黒糖と和三盆、寒天で出来た、とても美味しい和菓子です。

お皿はお土産に頂きました。

コンコンチキチン コンチキチン

目と耳と味で感じる祇園祭です。(^.^)

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《菊水鉾お茶席2017》

〇所         京都市中京区室町四条上がる菊水鉾町

〇お茶席 2000円   午後10時まで

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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