のどかな隣村ルンバルダの縁日
7〜9月の毎週金曜日、コルチュラの隣にあるルンバルダ(Lumbarda)という村で、地元の人たちによるフィッシャーメンナイト(Fishermen Night)というイベントがあります。のどかな村の景色を眺めながら、クロアチアの家庭料理を味わってみませんか。
ルンバルダはコルチュラ島の東端に位置し、豊かなブドウ畑とオリーブ畑の広がる海辺の小さな村で、絵に描いたような美しい景色が今も残っています。静かで素朴な場所です。
コルチュラの中心地からわずか6kmほど離れたこのルンバルダまでのアクセス方法は、船(30分ごとに1便)やバス(日曜日は1日4便、それ以外の曜日は1日10便)がありますが、どちらも最終便が早いので帰りはタクシー(片道100kn 約1763円)を利用する必要があるかもしれません。
さて、そんなルンバルダもシーズンがやってくるとフィッシャーメンナイトイベントが開催されて夏の夜を盛り上げます。地元の人達がお手製のおかずやお菓子、お酒、オリーブオイルなどを出品したり、大抽選会が行われたり(抽選券一枚10kn 約176円で生ハムやお酒が景品)します。辺りは暗くなりはじめていますが、子ども達も大人に混ざってケーキや貝などをきれいに並べて売っています。スピーカーから流れる大音量の陽気な音楽、ザ 縁日。
それぞれの団体のブースがあり、テーブルには所狭しと何種類ものおかずが並んでいて、鍋や大皿いっぱいのそれらを見ると地元の人々の料理力に驚かされます。それを毎週繰り返して売っているとは。価格帯はお祭り価格の印象で、一皿50kn(約882円)ほど。わたしが買ったブースは何種類選んでも一皿価格だったので、気になるおかずがあればいろいろ注文して、写真のようにタコサラダやエビの素揚げなど魚介系のおかずはお得だと思います。
また、ルンバルダといえば「Grk」という白ワインが有名です。ルンバルダ固有のGrkという種類のぶどうからつくられるこのワインは(知識のない素人のコメントで恐縮ですが)ジュースみたいに飲みやすくて、でもたくさん飲むと酔うのでアルコールなんだなとわかる、食事に添えられるワインとの形容がぴったりなものでした。クロアチア人曰く新鮮な魚介類と相性抜群だそうですので、ぜひお試しください。
ルンバルダはコルチュラから日帰り旅行で訪れられる距離にありますので、少し足を伸ばしてみて、自然と食べ物そしてワインで癒されてみてはいかがですか。
(1kn=17.6円で計算 2017年9月)
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