野生のイルカが見られるかも・・・のと鉄道観光列車「のと里山里海号」
のと鉄道の「のと里山里海号」はJR七尾駅からのと鉄道の終点穴水駅間を運行する観光列車です。
JRの「花嫁のれん号」と同じく沿線の工芸品などで車内が装飾されていますが、花嫁のれん号ほど華美ではなくて落ち着いた感じになっています。
座席はやはり4人掛けのボックスシート、外向きのカウンター席の他に観光バスのサルーンカーみたいなラウンジシートもあります。
列車にはアテンダントさんが乗務しています。また、車内に売店があり、飲み物やお土産を購入する事ができます。
花嫁のれん号は見た目は綺麗なものの、実のところ改造前のタネ車は昭和の国鉄時代に製造された大ベテラン車両ですが、対して里山里海号はバリバリの新車なので乗り心地も快適です。
運行は週末を中心に運行される「ゆったりコース」と平日に運行される「カジュアルコース」があります。
ゆったりコースは全席指定で予約が必要。また、スイーツや食事付のプランもあります。
カジュアルコースは予約不要で通常運賃にプラスして300円の乗車整理券を車内で購入すれば乗車できます。但し、満席や貸し切りで乗車できない場合もあります。のと鉄道のHPや直接電話等でご確認ください。
列車は途中のビューポイントで停車してくれます。また、カジュアルコースは終点まで各駅にも止まります。
能登中島駅には両コース共に長めの停車時間を取ってあり、同駅に保存されているとても珍しい郵便列車を見学出来ます。
郵便列車は現存する車両が少なく、この形式の車両は2両しか残っていません。とても貴重な鉄道遺産です。
途中駅の西岸駅はアニメの「花咲くいろは」の「湯乃鷺駅」のモチーフになった駅で、正規の駅名標の他に湯乃鷺駅の駅名標も立てられています。
七尾湾には最近野生のイルカが家族で住み着いたそうで、列車はイルカがよく現れる場所でも停車してくれます。
車窓からなので少々距離はありますし、野生動物が相手の事なので運次第ですが野生のイルカウォッチングが出来るかもしれません。
写真は実際に列車から見えたイルカです。
能登鹿島駅は「能登さくら駅」と愛称が付けられる程桜の名所となっています。満開の時には桜のトンネルを列車が行き交い、お花見見学の人で賑わいます。
私が訪れた時はかなり散っていて残念でした。
と云う事で、「のと里山里海号」の特にカジュアルコースは僅かにプラス300円で盛沢山に楽しめるお得な観光列車です
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