#6 コンポントムをぎゅぎゅっと凝縮!?モニュメント!

公開日 : 2019年01月10日
最終更新 :

コンポントムからこんにちは!

コンポントム特派員の舛屋彩子です。

先日、友人と夕食を取ろうと"Black Moon Cafe"へ向かったところ・・・

ドムライチョアンクラー(コンポントムのシンボル像・トラを踏むゾウ)広場に何とも欲張りなモニュメント!?を発見!

それがこちら。

欲張りモニュメント遠目.JPG

反対側のアングルから、もっと近くで見て見ましょう。

欲張りモニュメントアップ.JPG

おお、コンポントムが擁する世界遺産サンボープレイクック遺跡が中央に!

でも、左は何・・・?と思う方が多いのではないでしょうか?

カシューモニュメント.JPG

無造作に散りばめられているカボチャのような実、何かわかりますか?

正解はこちら。

cashewapple.JPG

コンポントムの名産・カシューナッツ!

私たちが普段食べているナッツ部分は、この勾玉のような種子の部分の中身。

通常の植物と違い、種子が果実の外にできるんですね。

通称、この果実部分は「カシューアップル」と呼ばれており、

アップルという名の如く?食べることもできます。

味は少々渋目の桃、といった感じでしょうか・・・

3月ごろになると市場にも並びます。

現地では、果実部分は果物のようにそのまま食べるのが主流。

アフリカのモザンビークなどでは、カシューアップルのジュースがあるんだとか。

そしてころんと転がっている瓜のような果物はパパイヤですね。

その他の植物は何なのか・・・わかりませんでした。笑

正面からも一枚。

モニュメント正面.JPG

右にミニチュア ドムライチョアンクラー。

ミニチュアDk.JPG

ドムライチョアンクラー像の前にドムライチョアンクラーとは、なかなかです。

左にサンボープレイクック遺跡からタオ像。

ミニチュアタオ.JPG

後方にカシューアップルがよく見えますね。

今回は仲間に入れなかったコオロギ。(名産)

残念でした。

セン川沿いまで見にいってあげてください。

なぜこの欲張りモニュメントが現れたかというと、、、

7thjanurary.JPG

1月7日は、クメールルージュの虐殺政権からの解放記念日。

そして解放から40年という節目。

"1月7日"、そしてクメール数字で"40"と書かれています。

そしてコンポントム州文化芸術局ではこの祝日に際して、3日間に渡ってこんなイベントも。

DoCイベント.JPG

地元の方は、「プロローンチョムリエン」(直訳すると"歌の試験"つまりのど自慢大会)

と呼んでいましたが、横断幕にはしっかりと"1月7日"の文字が。

知識人が殺され、宗教や芸術というものを徹底的に排除したクメールルージュ政権下。

平和を取り戻した印に、歌謡や舞踊、劇などの芸術を自由に表現できる、

そのような有り難みを記念してのイベントなんだろうな、と。

初日にはポルポト政権時代に纏わる劇も行われていました。

当日の劇本番には間に合わなかったんですが、

博物館裏で行われていた練習には偶然遭遇していました。

劇練習.JPG

何の危機管理訓練だろう・・・と思って見学していたのですが、

全てはこの日のためだったんですね。

役者の皆様、熱の籠った本番宛らの本気の演技。

素晴らしかったです。

ちなみに、こののど自慢大会への参加者は45名ほど。

入賞者には、おうちカラオケセット(スピーカーなど)が贈られるとのこと!

文化芸術局でのこちらのイベントは、毎年行われているようですよ。

この解放記念日特別モニュメント、

いつまで展示されているのか・・・?

正直なところ不明です。

が!今偶然カンボジア旅行をされている方!

コンポントムにおられる方!

とってもラッキー!

ぜひこのぎゅぎゅっとコンポントムモニュメントと記念撮影してお帰りください!

ロケーションはこちら。

日中のドムライチョアンクラーも目に鮮やかですが、

夕暮れ時のドムライチョアンクラーはライトアップされまた違う雰囲気が味わえますよ。

〜追記〜

これ、絶対運び込む時にやっちゃいましたよね。

whathappened.JPG

ではまた!

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