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キソウテンガイ? 1000年以上生きる植物を探しに内陸へ/ナミビア・スワコプムント情報

カテゴリー:自然・風景 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2015年4月29日

ある植物を見るために、スワコプムントを離れて内陸に車を走らせました。


昔話で恐縮なのですが、僕は「地球大紀行」やくもん出版から発行されていた「コペル21」が大好きな子どもで、世界中の謎や自然、遺跡などに強い興味を持っていました。旅先でふと当時の「見てみたいものリスト」がよみがえってくることがあって、例えばニュージーランド渡航時に一番感動したものの1つはモエラキ・ボルダーズ でした。


思い返してみると、このウェルウィッチアは「見てみたいものリスト」に入っていたものの1つ。まだ小学生だった自分は、まさか将来アフリカのナミビアでウィルウィッチアを見ることになると想像もしていなかったでしょう。高まる興奮を胸に抱きながらウィルウィッチアの生息地を目指しました。


1504_welwitschia08.jpg


辺りは見るからに乾燥しています。雨が降ることなんてないんじゃないかと思いきや、


1504_welwitschia07.jpg


まれに大雨が降ることがあって、その時は水が溢れて洪水になるんだとか。写真手前に見える段差は前回の洪水で削られた時のもの。近くに立ってみると膝の高さくらいまではあったでしょうか。


両側を岩山に囲まれた乾燥地帯をしばらく走り続けると......目的の場所に到着しました。


1504_welwitschia01.jpg


うわぁ、ウェルウィッチアがたくさん! これはすごい......。


1504_welwitschia04.jpg


ところで、見るからに不思議なウェルウィッチアはどのような特徴を持つのでしょうか。


まず、1枚目の写真でたくさん生えているように見える葉は、実は2枚の葉が裂けてできたものです。この2枚目の写真に写っている比較的若い個体を見ると、葉が元々2枚だったことがわかりやすいかと思います。


次に、寿命がたいへん長いことも特徴の1つです。ガイドのハンスさんも言うように寿命の測定は難しいのですが、1000年以上は生き、長いものでは2000年を超えている可能性があります。こんなに乾燥した地域で1000年以上生きつづけるなんて、僕の想像を超えています。


そして何より、ウェルウィッチアが分類されるウェルウィッチア科に属するのは、このウェルウィッチアだけ。つまり、類似の植物がこの世に存在しない、唯一無二の植物なのです。


なるほど、日本名でキソウテンガイ(奇想天外)と呼ばれることにも納得です。


1504_welwitschia03.jpg


ここからは、さまざまな角度から撮影した写真をご覧ください。


まずは真横から一枚。木の幹のようにも見えますが、これがウェルウィッチアの茎です。


1504_welwitschia02.jpg


花序に近づいてみました。


1504_welwitschia05.jpg


別の個体を上から撮影してみました。


もう少し奥地に足を進めるともっと大きな個体が見られるそうですが、こんなに近くでウェルウィッチアを見られただけで大満足です。


あー、スワコプムントに来てよかった!


もっと詳しく知りたい人へ

ウェルウィッチアについてもっと詳しく知りたい人は、次の記事も読んでみてください。


●サボテン今昔 No.2-1 「奇想天外」  

http://bit.ly/1H27Xby


●サボテン今昔 No.2-2 「奇想天外」

http://bit.ly/1H27PsJ


そしてなんと、日本国内でウェルウィッチアの種子を購入することができます(10粒から)。実際に栽培を行って、成功している人もいるんだとか。関心がある人は、奈良県多肉植物研究会 さんに問い合わせてみてください。


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笠原 由晶

南アフリカ・旧ヨハネスブルグ特派員の笠原 由晶が現地からアフリカ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:笠原 由晶

笠原 由晶

大学卒業後、料理人見習いなどを経て国際協力NGOに6年間勤務。妻の海外駐在を機に退職し、2012年4月から南ア在住。現在はハウテン州ヨハネスブルグとリンポポ州マカドを往復しながら、主夫業やニュース記事の翻訳を行う日々です。元バックパッカー。1981年京都府生まれ。南アでの愛称は「かちゃ」。ご連絡はこちらへどうぞ。

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