ジンバブエの通貨が大変なことになっています

公開日 : 2014年02月21日
最終更新 :
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大変なニュースが飛び込んできました。

なんと、ジンバブエの中央銀行が「わが国では米ドル、南アフリカ・ランド、ボツワナ・プラ、英ポンドに加えて、豪ドル、中国元、インド・ルピー、日本円を法定通貨として認める」と発表したというのです。

●Zimbabwe's multi-currency confusion/BBC

8種類もの通貨を認めたら、日々の買い物はどうなるんだろう......と心配になってしまいますが経済が混迷する昨今のジンバブエでは、何が起きても不思議じゃないな、というのが正直な感想です。もう何年もの間、通貨をめぐる混乱が続いています。

例えば2009年には、ハイパーインフレに見舞われた結果、1月16日に100000000000000ジンバブエ・ドル札(何桁あるか数えてみてください)を発行しました。ところが2月2日に12桁のデノミネーションを行った結果、10000000000ジンバブエ・ドルが1新ジンバブエ・ドルに。

また、2013年には国庫残高がわずか217米ドルしかないと財務大臣が発表し、世間をまたもやあっと驚かせました。

新たに法定通貨として導入された4通貨の貨幣そのものはまだ市場に流通していないそうですが、本当にこれらの貨幣が流通し始めとしたら、実は僕にとっても人ごとではありません。

というのは、僕が住んでいるマカド(Makhado)はジンバブエ国境から車で1時間ほどの距離にある街です。ということは、ある日街を歩いていたら突然「おい、日本円を売ってくれないか?」と声をかけられるかもしれないのですから。

photo credit: chris favero via photopin cc

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