5月15日(火)より断食月が始まります
カテゴリー:生活・習慣・マナー 投稿日:2018年4月28日
トルコでは、政教分離されているので、公式にイスラム教国家ではありません。
お酒が自由に売られていたり、ヨーロッパ諸国と同様に土日休みです。
でも国民の95%以上がイスラム教徒。そのイスラム教徒にとって大事な断食も行う人が多いです。
今年は、5月15日(火)から始まるトルコの断食月(ラマザン。6月14日(木)まで) ですが、トルコでは、観光客の方は特に影響がありません(レストランによっては、断食中はアルコールを提供しない場合があることもあります)。
今年の断食時間は17時間ほど。食べないことよりも、飲めないことが厳しいと皆言います。
敬虔なイスラム教徒が過ごす断食月の一日はこのような流れになっています。
【断食月の一日】
日の出前:起床、日の出前の食事(サフル)を済ます(午前3時半頃*)。
日の出後:サフル後に一眠りし、出勤。
日中:食事以外に飲み物を飲むことも絶ちます。
日の入後:モスクからのアナウンス(アザーン)と同時に食事(イフタル)を開始します(午後8時半頃*)。
*イスラム暦のため、毎日変わります。正確な時間はこちら
。
断食中はイスラム教に課せられた五つの義務行為の一つ、
「喜捨」
を行う機会でもあるので、モスクでは家で食事ができない人(主に貧しい人たち)のために無料の食事を振る舞うところもあります。
日中、活動を控えているため、仕事の生産性は著しく落ちますが、イフタルのあとは、街中が賑やかで活気があります。
こちらはラマダンの間によく売られるラマダン・ピデというパンです。
トルコで通常食べられているパンとは異なり、腹持ちが良くなるように、中がぎっしり詰まっています。