犠牲祭の公共交通網ディスカウント

公開日 : 2014年09月30日
最終更新 :

アジア側の大型スーパーの隣に巨大な動物市が出現していました。ぷーんと濃くにおう動物臭。地方からはるばる上京してきた群れを含め、ほとんどは羊です。そう、犠牲祭に羊を捧げるのはアブラハムが神の試練にあい最愛の息子イサクを神に捧げようとした逸話にちなんでおり、イスラム教徒が信仰をあらたにするトルコでも最大のお祭りのひとつです。羊はできるだけ苦しませずに一気に頚動脈を切り裂いて屠りますが、熟練者になるとその血はすべて掘られた土の中に消えていき、全く手が汚れないという見事さです。この行事を見てイスラムってなんて残酷なという印象をもたれる方もいるとは思うのですが、この逸話はキリスト教の旧約聖書にも書かれていますし、信仰のためにわが子を捧げよと脅すなんて、私はヤハウェもアッラーも一緒だし、神は時にとても残酷だという印象を持っています。

さてイスタンブールなどでは公衆衛生や倫理の問題から、今ではこの羊を神に捧げる行為に関しては許される場所が行政から決められています。とはいえ、自分の家の庭が広ければそこでやる人もやはりいるので、そういった場面に出くわして写真を撮ろうとするとひどく怒られることがあるので注意。相手は違法行為なので写真を撮られたくないだけなのですが、包丁持ってたり血だらけだったりするので、写真を撮ろうとして怒られたほうも過剰に脅された気分になって警察沙汰になるケースがあるようです。

犠牲祭の間のバスやメトロ、フェリーといった公共交通機関ですが、プリペイドカードであるイスタンブールカード利用者は半額になります。10月5日午後から8日いっぱいが対象期間ですので上手にご利用ください。バザールはお休みとなりますが、一般のショッピングセンターなどは6日の午前中などは休むところもありますがほとんどは午後からは通常営業です。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。