武士道 教えて

公開日 : 2004年04月20日
最終更新 :

ラストサムライ以来のサムライブームはまだ続いているらしい。今年のイスタンブール国際映画祭では、日本関係の作品のチケットは全て発売と同時に完売したという。

日本とインドネシアの合作であるとかいう合作ものに至るまで、舞台が日本でなくてもサムライが出てこなくてもお構いなしだったというから恐れ入る。今までトルコでいう日本映画とは北野武などもあるけれど、基本的には全てジャッキーチェンなどと同じジャンルのちゃんばらものだった。だが、こうなってくると今回のサムライブームは、戦闘ではなく武士道の精神論ブームなのか?

同時に剣道の人気が上がっているようだ。タイムアウトイスタンブールを始め、多くの雑誌が「東洋のスポーツは体を鍛えるだけでなく、精神をも鍛える。」とイスタンブールのアジア系スポーツを習えるセンターを紹介した。中でも侍をもろにイメージさせる剣道は良く取り上げられた。実はトルコでは、空手や合気道なら日本よりも普及しているのではと感じるくらいそこここに教室があり、トルコ人の黒帯もその気になって探せばかなりいる。ただ剣道となると、道具や天井の高い道場が必要になるだけにほとんどなかったといっていい。しかし、逆に日本では少年剣道クラブなどが小さなに街まであって、空手や合気道より経験者は多いのではないだろうか。

いくつかのスポーツクラブを覗きにいってみた。普段はエアロビに使われているホールで、釣り下がったライトを避けながら竹刀を振るのはかなり厳しいといったところもある。先生はどこもトルコ人。日本で送った大学生時代に剣道を学び、初段を取ったという程度の腕前の先生が教えるところが多く、防具は韓国あたりから輸入しているらしい。防具なしで竹刀を振るだけの生徒もいるが、やはりつまらなさそうだ。「日本人に習ってみたいなあ」と彼らは言う。先生を務める初段クンも、「自分以外のほとんどが初心者だから、トルコで剣道が広まるのは嬉しいけど、自分も教えると同時に鍛錬したい。その相手が欲しい」という。

イスタンブール旅行者で、または在住者で剣道の心得があるあなた。切望されています。右記の剣道教室、ひやかしでもいいから訪れてみてはいかが。大歓迎必至。

kuzey Yildiz sport club

0212 252 6716

Siraselviler cad. Havyar sok. Cihangir

Sakura yasam sanatlar merkezi

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