イビサ在住者から送る「イビサからの風:イビサ満喫 Top12」

公開日 : 2017年08月23日
最終更新 :
筆者 : 今岡史江

 何と言っても日本から遠く離れたイビサまでいらっしゃる方には、島での滞在を満喫して頂きたいと常々思っています。

 体験して頂きたい項目を並べてみることにしました。順番はいつものように私の独断と偏見ですが。(笑)

第1位.世界遺産のDalt Vila(ダル・ビラ)散策

 地中海の東西交易をしていたというので歴史上に名を残す民族フェニキア人が、紀元前7世紀になってイビサに定住するようになり、それ以来栄えたイビサのダル・ビラはヨーロッパの中でもとても古い町の一つです。その後増改築を繰り返し16世紀に完成した城壁とその中の街並みをゆっくり楽しんで頂きたいと思います。

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第2位. 世界遺産の古墳プッチ・デス・モリンスとフェニキア人の足跡

 フェニキア人とその後にイビサに居住していたカルタゴ人、ローマ人の古墳の小山がダル・ビラの横にあります。古墳の中にあった埋蔵物を展示している考古学博物館の中から、古墳の中に入ることができます。フェニキア人の使用していた言葉は今のアルファベットの元になっているといいます。石碑を探してみましょう。

 そのフェニキア人のイビサの最初の入植地がSa Caleta(サ・カレタ/世界遺産)に、彼らが始めたイビサの産業・塩田がSes Salines(セス・サリネス)にあります。時間のある方は是非そちらも訪問してください。

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第3位.パワースポットEs Vedra(エス・ベドラ)島とアトランティス

 北極と南極と同じくらい磁場が強いと言われ、パワースポットして名高いEs Vedra島は、何とも言えない魅力的な島です。以前は学校からの遠足で行ける場所でしたが、最近は島には上陸できなくなりました。ビーチ Cala D'Hort(カラ・ドール)からも見れますし、対岸に展望台もあります。遊覧船もサン・アントニオ港から毎日出ています。島の対岸にアトランティスと呼ばれている場所があります。昔の石切り場だったところですが、今は瞑想の地として知られています。パワースポットにアトランティス。魅惑的ですね。

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第4位・サン・セット

 海に落ちていく夕陽を見るのは、なぜこうも感動させられるのでしょう。サンセットスポットが何か所かあります。

私のイチオシはエス・ベドラ島の対岸の展望台から見る夕陽。その上にあるディフェンスタワーの上から見る夕陽も、Cala Comte(カラ・コンタ)ビーチから見るサンセットも素敵です。やはりサン・アントニオにある有名なカフェ、Cafe del Mar(カフェ・デル・マル)から見たい方は、カフェ・デル・マル近辺からも綺麗に見れます。太鼓の音を聞きながら見たいという方は日曜日にBenirás(ベニラス)ビーチからです。サン・アントニオの港からはサンセットクルーズの船も出ています。

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第5位.海の前で食事をする

 60か所以上泳ぎに行けるビーチや入り江のあるイビサです。そこには小さな Chiringuito(チリンギート)と呼ばれるお店もあれば、レストランやビーチクラブまであります。お料理の美味しいお店もありますし、お洒落な場所もあります。お気に入りのビーチ、お気に入りのお店を見つけて下さい。

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第6位.フォーメンテラ島

 イビサ島の南にあるフォーメンテラ島。どのビーチに行っても水はとっても澄んでいて綺麗。ヨーロッパ一美しいビーチに選ばれたことのあるIlletes(イジェテス)ビーチもあります。イビサからは船の定期便が出ていて、所要時間30分の高速船と1時間のフェリーとがあります。

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第7位.海賊の島満喫

 15世紀から18世紀に渡って存在、活躍していた公認の海賊 Corsario(コルサリオ)がイビサにはいました。まるで漫画ワンピースの世界ですが、イビサは海賊によく狙われ、海賊は人をさらって売ったりもしたので、城壁の外にある村の教会も要塞のような造りにして身を護り、島の要所にディフェンスタワーを建て、さらにコルサリオに護ってもらっていました。

 ディフェンスタワー、コルサリオを称えるオベリスク、コルサリオホテル、教会などを訪ねてみましょう。当時のイビサ港の賑わいは今よりもっと活気のあるものだったのかもしれませんね。

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第8位.シュノーケリング / ダイビングをする

 60か所あるビーチの片隅には岩場があります。岩場でシュノーケリングをすると10種類から14種類の魚がすぐに見られます。熱帯魚ではありませんが、綺麗な色の魚も光っている魚もいます。群れをなして泳いでいる魚も、イソギンチャクやウニやナマコやたこやカニも見れます。世界遺産に指定されている海の植物 Posidonia(ポシドニア)の群生している上を、魚たちと一緒に波に合わせて泳いでみませんか?

 ダイビングスポットも沢山あります。ダイビングに必要なものは全てレンタルできますので、ライセンスだけをもってどうぞ。

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第9位.ボートをレンタルする

 グループでいらっしゃるのでしたら、とっても贅沢なレンタルボートもありではないでしょうか。フォーメンテラ島まで行ったり、エス・ベドラ島へ行ったり、停泊してビーチまで行って食事をしたり、ゆったりと贅沢な海の1日を過ごしてみるのも良いかもです。

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第10位.クラブに行ってみる

 DJのメッカと呼ばれるイビサです。毎日何か所かでパーティーが開かれています。有名なDJも来ています。好きな方も、あまり興味のない方も、話のタネにと思われる方も、本場と言われるクラブをちょっと覗いてみませんか?下の写真は、Hï Ibiza です。DJも装置も華やかです。

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第11位.アグロツーリズムのホテル

 もともと農家の空いているお部屋を旅の人に提供し、自分たちの作っている農作物でもてなしたのがアグロツーリズムの起源ですが、イビサのアグロツーリズムは古い農家を改造したとてもお洒落で贅沢なホテルです。

 レストランには宿泊客でなくても行けるホテルが多いので宿泊しなくても、是非その雰囲気を味わいに行ってみてください。きっと気に入られますよ。

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第12位. ヒッピーマーケット

 50年代~60年代、イビサには自由や平和を求めてきたヒッピーが様々な場所から集まってきました。生活の基盤のなかった彼らは、自分で作れるものを作ってヒッピーマーケットで売って生活していました。

 今では、水曜日にエス・カナ、土曜日にラス・ダリアス、日曜日にサン・フアンでマーケットが開かれています。その当時売っていたものとは全く異なるかもしれませんが、何か掘り出し物があるかもしれません。(ラス・ダリアスは夜のマーケットが他の日に催されています)

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 詳細はこれからのブログに。

 fumie@ibiza-sekaiisan.com

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筆者

スペイン特派員

今岡史江

1993年よりスペイン在住。車好きが高じて自動車整備士の資格をとり、ただ今トヨタ・イビサでメカニック中。

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