No.53〉番外編『アラスカ・ゴールドラッシュ紀行』デナリ国立公園編
〈アラスカ・ゴールドラッシュ紀行〉第5回目は、デナリ国立公園(Denali National Park and Preserve)をご紹介します。
この国立公園は、北米最高峰のマッキンリー山(Mt. McKinley)を含む256Kmのアラスカ山脈(Alaska Range)を擁し、四国と同じほどの広さがあります。
まず、アラスカ鉄道のデナリ公園駅(Denali Park)から、歩いてすぐの「デナリビジターセンター(Denali Visitor Center)」へ。国立公園のジオラマや映画を見た後、カフェテリアでランチしました。
そこから、町に1台しかないというタクシーに乗り、宿へ。
「カイロクリーク・ロッジ(Carlo Creek Lodge)」は、万年雪の山脈に抱かれた、山小屋風の愛らしい宿です。
わたしたちは、6部屋ある大型のロッジに泊りました。壁が薄く、隣人のいびきがウルサイのには参りました。個別のロッジに宿泊していたら、快眠できたと思います(笑)
町の中心地から離れているので、車のある方におススメです。
翌朝、国立公園内を見学するバスツアーに参加しました。公園内にある1本道の終点・カンティシュナ(Kantishna)へ向かう、約12時間のツアーです。
タクシーで集合場所へ向かう途中、道路わきにヘラジカを発見。幸先の良いスタート。たくさんの動物が見られそうな予感♡
自然保護区域アクセスセンター(Wilderness Access Center)から、アメリカのスクールバスのような大型バスで出発!
バスは、氷河の流れる川や、崖ぎりぎりの細い道を進んでいきます。
▲おススメは谷側(左側)の座席。
運転手さんや目の良いお客さんが動物を見つけると、バスは静かに止まります。カリブー(北米のトナカイ)の団体さんやブラウンベアの親子、獲物を見せびらかすアカキツネなどを間近で見ることができました。
▲公園内には、約40種類の哺乳類と約130種類の鳥類が暮らしている。
▲(左)イヌワシ
▲(中下)アカキツネ
▲(右下)ドールシープ(Dall sheep)
▲(上)ブラウンベア
▲(右中)ホッキョクジリス
▲(右下)雷鳥
お昼頃、雲に閉ざされていたマッキンリー山が、ようやく顔をのぞかせました。
▲すっきりとマッキンリー山が見えるのは、月に2日ほどだそう。
標高6194m。幼いころ映画や本で知った、冒険家の植村直己さんがあの山のどこかに眠っているかもしれない、と思うと、美しさに感激しつつも、畏怖の念を抱かずにはいられません。
バスは、ワンダー湖(Wonder Lake)に到着。ここで、レンジャー(森林警備隊員)の方から、国立公園についての話を伺いました。蚊が多い地域のため、配られた蚊よけネットを頭にかぶります。この湖からみるマッキンリー山が見どころのひとつなのですが、残念ながら、雲隠れされてしまいました。
ついに、92、5マイル(約147Km)の終点に到達。20世紀の初め、カンティシュナはゴールドラッシュに沸いた場所で、そこで暮らした人の家が残されていました。
動物を探しつつ、バスは同じ道を戻ります。
ツアー終了後、町を散策しました。
タクシー運転手さんのおススメ「デナリ公園サーモンベイク(Denali Park Salmon Bake)」で、地ビールと本場のアラスカサーモンをおいしくいただきました♪
次回は、アラスカ最大の都市・アンカレッジをご紹介します。どうぞ、お楽しみに☆
☆今日の一首☆
本能か生存していくためだけかキツネは今日も命を狩って
♪お役立ちウェブサイト♪
Kantishna Experience(バスツアー)reservedenali.com
Denali Park Salmon Bake denaliparksalmonbake.com
◇アクセス情報◇
Carlo Creek Lodge
住所:Mile 224 George Parks Highway, Denali, Alaska
電話: 907-683-2576
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