最後に食べておきたいエクセルシオールの中華料理
2019年3月31日に幕を閉じるエクセルシオールホテル。
46年間コーズウェイベイのランドマークでもあり、香港在住の人にとっては何かしら思い出のある場所です。
想いでは客室のみならず、数軒入っているレストランにもあります。
怡東軒はミシュランレストランであることや数々の賞を受賞したレストランだということは知っていましたが、
実は私、機会がなくここの中華料理レストランに行ったことはありませんでした。
そのことを香港人の友人に伝えると、
「なくなる前に絶対に一度は行ってチキンを食べないと」
とギリギリセーフで予約を入れてくれたので、いざ行ってみることにしました。
わくわくして待っていると、
テーブルにこんなお料理が運ばれてきました。
塩に埋もれた頭だけでている丸ごとの鶏肉。
これが有名な古法酒香鹽焗雞 Baked traditional salt-crusted chicken with Chinese wine
だそうです。
とても時間がかかるお料理なので、1日に数個しかできないため事前予約が必要。
テーブルについてからもお料理がテーブルに運ばれるまでに55分間かかります。
テーブル横で塩山の中からチキンを探してくれるウェイトレスさん。
このスタイルのお料理を食べられるのは香港ではここしかないそうです。
紙のようなものに包まれていたチキンが、
まるごとテーブルの上に置かれました。
まさかこれを自分たちでスライスするのではという不安が一瞬よぎりましたが
これはフォトタイムだそう。
裏に持っていって食べやすいサイズに解体してくれました。
お味は想像と違いかすかな塩味。
あれだけの塩にもぐっていたのだからしょっぱいものだと思っていました。
お肉も柔らかくてマイルドなお味で美味しい。
飲んでいたそれほどドライではない白ワインとの相性もよかったkです。
金磚豆腐 Deep-fried bean curd cube
外側がほんの少し硬くて中はふわふわ。
私のお気に入りの前菜です。
桂花沖繩涼瓜片 Sliced Okinawa bitter melon marinated with osmanthas
イメージしていたニガウリとは違いましたが、
チキンを食べる箸休めにちょうどよかったです。
次々と出てくるおつまみ感覚のお料理はどれもおいしかったです。
香港人の友人はフーディーなのでついつい全てのオーダーをお任せしてしまいますが、
お腹にたまりすぎず、バランスのいい、べらぼうに高くないちょうどいいお料理を頼んでくれて感謝。
残すところ数日しかありませんが、
まだ行ったことがない人は是非幕が下りる前に行ってみてはいかがでしょう。
【DATA】
住所:281 Gloucester Road, Causeway Bay, Hong Kong(エクセルシオール内)
tel: 2837 6790
営業時間:ランチ 12:00 - 14:30
ディナー 18:00 - 22:30
2019年3月30日はフェアウェルディナーのみオープン
要チケット
筆者
香港特派員
りんみゆき
香港在住26年のライター/通訳です。
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