「暮らしを楽しむ気持ち」を手渡したい~器と雑貨の店『萌木窯』
八ヶ岳南麓清里憩いの郷『萌木の村』にある、器と雑貨の店『萌木窯』を、紹介します。
『萌木の村』北側の入口にあるレストラン『ROCK』の隣りに『萌木窯』はあります。
カウベルの鳴るドアを開けると、陽の光が射しこむ明るい店内。
陶器がいっぱい。焼き物大好きなわたしは、うっとりしてしまいます。
様々な雰囲気の器がありました。大きなもの、小さなもの、手びねりのぬくもりが感じられるもの。色合いが楽しいもの、描かれた模様が目を惹くもの、などなど。
さてこのお店、陶芸家の三井康生さんが27年前に始めた陶器中心のお店なんです。
これら土の味わいが魅力的な器が、三井さんの作品です。
窯元「日月窯」で、山梨ならではの焼き物をと、桃・李桃・桜桃・巨峰の灰の釉薬を使い、試行錯誤を続けながら35年以上オリジナルな作品を作りだしています。
紫色をした器は巨峰の木の灰釉の色だそうです。木の灰で巨峰のような色が出るなんて不思議です。
そして息子の三井亮さんは、陶芸家でもあり、鉄細工のアーティスト。この躍動感あふれる馬の彫刻、鉄で作っているなんて思えないほどやわらかな表情をしていますね。
馬や動物の彫刻のほか、一輪挿しや蝋燭立て、ブレスレットやペンダントなどのアクセサリーも作っています。
こちらは亮さんの奥様、奈緒美さんが古布で作られたお財布です。古布の模様を活かして刺繡をプラスしているところに遊び心を感じました。
三井亮さんと奈緒美さんです。
「器もいろいろですけど、雑貨も、布製品、紙製品、木製品、アクセサリーや蝋燭まで、多種多様ですね」
そう聞くと、お話してくださいました。
「来ていただいた方それぞれに、暮らしを楽しむ気持ちを持ち帰っていただけたらと思って、これと限定することなく様々な視点からいいなと思ったものを揃えています」
うーん、たしかに。器ひとつ、雑貨ひとつ、手にとっただけでも暮らしを楽しむ気持ち、芽生えてきますね。
「食器っていいなって、お店に出るようになって思うようになりました」とは、奈緒美さん。
「器好きな人はもちろん、そうじゃない人も食器は誰でも使うものだから、世代を超えて人と人とをつなぐツールになっているんだって、来ていただいた方々とふれあううちに感じるようになったんです」
なるほど。日々使っている食器も、家族や一緒に食事をする人をつないでくれているんですね。
気軽に扉を開いて、器や雑貨のぬくもりに触れてみてください。日々を暮らすなかでの小さな楽しみが、ここ『萌木窯』で、見つけられるかも知れません。
『萌木窯』
営業時間 10:00~17:00
定休日 火曜日
住所 山梨県北杜市高根町清里3545萌木の村内
電話 0551-48-5080(10:00~17:00)
陶芸体験 体験時間 1~2時間程度
手びねりコース(お1人1キロの土)4,000円 ろくろコース(お1人1キロの土)5,000円
小学生以下限定のお子さま手びねりコース(大人の半量の土)2,000円
詳しくはホームページをご覧ください。
オンラインショップ http://moegigama.com/
筆者
山梨特派員
水月
2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。
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