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この土地ならではの味わいを!良質なジビエも食べられるフレンチレストラン『terroir愛と胃袋』

カテゴリー:レストラン・料理・食材 投稿日:2017年12月21日

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甲州街道と中仙道を結ぶ佐久往還の甲州最後の宿場、長澤宿の問屋だったという築170年の古民家は、大きく堂々としています。
今年4月にオープンしたばかりのフレンチレストランを、紹介します。
『terroir(テロワール)愛と胃袋』インパクトのある名前のお店です。


ヨーロッパには、「愛は胃袋を通ってやってくる」という諺があります。愛と胃袋のどちらかだけでは人は生きてはいけない。そんな意味合いに魅かれ、店名にと選んだそうです。
でもその前のフランス語、terroir(テロワール)にも、このお店の成り立ちにかかわる深い意味があるんです。
テロワールは、ワイン用語。「葡萄が育つための環境」を表していて、気候だったり、土壌だったり、そういうものをワインに強く感じたとき「テロワールを感じるね」などと表現するのだとか。
テロワールと名づけたのは、野菜や肉や魚や米、そういったこの土地ならではの味わいをとても大切にしているオーガニックレストランだからなんです。
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シェフの鈴木信作さんと奥様の石田恵海さんです。
東京・三軒茶屋で開業した『Restaurant愛と胃袋』での4年間を経て、料理する素材豊かな土地、山梨への移住を決めたそうです。
鈴木さんは、良質なジビエを求め、狩猟免許も取得されました。山菜を採りに山へ入ったり、川魚を釣ったりもしています。
恵海さんは、料理の素材だけではなく、その土地の人が作り出すものもテロワールのひとつだとお話ししてくださいました。旅人と土地の人が交わる宿場町だったこの場所で、このお店を人とのつながりを育んでいける空間にしていきたいそうです。


さて。ランチのミディアムコース(7品 税込み3,900円)を、オーダーしてみました。
(アミューズ、オードブル、スープ、お魚料理、お肉料理、パン、デザート、プティフール、コーヒー)
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【amuse】 最初の前菜の平飼い鶏のたまごの黄身とアンコウの煮こごりです。
ドライフラワーで飾られたリースに、思わず歓声を上げました。
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【hors-d'oeuvre】 次の前菜のパイに包んだ鹿肉と豚肉のパテです。ウリ坊(猪の子ども)のジュレや粒マスタードがかかっていました。お味噌のソースと赤いのはビーツのソース。いろいろな味を楽しめます。
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【soupe】 同じ北杜市の名産品明野金時(薩摩芋)のポタージュ。クルミが香ばしく、優しい味でした。
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【peissonns】 魚料理は、三重県産の舌平目をカダイフ(じゃが芋とトウモロコシの極細麺の衣)で包みソテーしています。コクのあるリゾットは、ホッとする味わいでした。
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【viandes】 肉料理です。写真右が、お隣り韮崎市の放牧豚のバラ肉を赤ワインで煮たものです。バラ肉なのに、脂っこさがありません。走り回って育った放牧豚を手をかけて煮込むと、こんなに美味しくなるんですね~
写真左は、メニューリストにはないおススメのジビエ、鹿のロースト、ブラウンマッシュルームソースです。メインの豚の煮込みとを、ふたりでシェアしました。一口いただいて、これがジビエ? と驚きました。臭みなどまったくありません。けれど、これまで食べたことのないしっかりしたお肉という味わいでした。ちなみに、ツキノワグマのお肉もありました。ジビエのお肉は時価だそうです。


もちろんワインも楽しめます。ワインもほとんどが山梨産と北杜市に隣接する長野のものだそうです。
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【dessert】 デザートは、北杜市須玉町津金の林檎のタルトとバニラアイスクリーム。
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【petits fours】 フィナンシェ&ショコラ。珈琲(エスプレッソもあります)orハーブティのなかで、ハーブティをオーダーしました。このハーブティ、鈴木シェフのお料理のあとに美味しくいただけるように、料理に合わせてオリジナルにブレンドし「想(そう)」と名づけたものだそうです。ローズマリーの甘みとレモンバーベナのさっぱりした風味が効いていました。たしかにフレンチをいただいたあとに美味しいお茶でした。
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店内は、明るく落ち着いた雰囲気です。大きくアートなデザインの薪ストーブが温かく燃えていました。
「ベビーからお年寄り、障害のある方などどなたにも楽しんでいただきたい」
このスペースは、そんな願いが込められ作られています。


まず、キッズメニューが5種類 あります。三軒茶屋時代、お子さんを授かった鈴木さん恵海さんご夫婦。育児中のお母さんお父さんがフレンチを楽しめる場所を、と始めました。
〈ベビー〉
【離乳中期~完了期のもぐもぐ期】
【完了期~1歳代のもぐもぐ期】
〈キッズ〉
【3~6歳くらいまでが対象のコース】
【手づかみでワイルドに召し上がっていただくコース】
【12歳くらいまでが対象のジュニアコース】


また、車椅子ユーザーのお客様が、数人でテーブルを囲むこともあるそうです。
そういった障害のある方にも使いやすいように広いスペースの手すりのついたトイレ(ベビーベッドもあります)や、スロープも用意してバリアフリーにしていました。
様々な状況の方に、テロワールなフレンチを楽しむ時間を過ごしていただきたいとの気持ちで作られた空間です。
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大きなこの古民家には、和室のスペースも広くあります。
ここでお食事を楽しむこともできますし、ここでは、イベントも開催されています。
8月には「沖縄民謡&アメリカンブルースのチャンプルを古民家で楽しむ夕べ」
12月には「現代シャンソンと八ヶ岳ジビエを楽しむ夕べ」
など、畳の上で異文化のマッチングを楽しむ音楽会なども開催されました。
年明け1月20日には、お庭での「木樽で仕込む『てまえみそ』づくり」を予定しています。それと関連して1月20日~21日には、この和室が「キネマたたみ」になり、映画『いただきます-みそをつくるこどもたち』上映会が開催されます。


今日は、特別な時間を、とお考えの方。
この特別な空間で、「テロワール」を体感してみませんか?


『terroir(テロワール)愛と胃袋』
営業時間 LUNCH 11:30-14:00 
      DINNER 17:30-21:00 
(ランチ・ディナーともに要ご予約)
定休日 月・火曜日
全席禁煙 クレジットカードOK
住所 〒408-0001 山梨県北杜市高根町長澤414
電話 0551-30-9199(営業日9:00-20:00)
ホームページ http://www.aitoibukuro.com/


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水月さえ

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水月さえ

2000年に、ここ北杜市明野町に移住してきました。夫が営む広告会社で経理を担当するかたわら、日々随筆をかいています。本を読むことと、気ままな旅行、料理と雑貨と食べること、そしてお酒が大好きです。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。食と田舎暮らしと読書を中心に随筆を綴っているブログ『はりねずみが眠るとき』は毎日更新中。 DISQUS ID @disqus_dnZjg860jf

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