ラフスケッチ Hanoi #2 お客が来ない、街の青空カット

公開日 : 2017年09月21日
最終更新 :
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しばらく見ているのですが、

なかなかお客さんが来ません。

街の壁には釘が打ってあって、

そこに鏡をかけ

椅子を置けば床屋が出来上がります。

雨、風のない日和のいい日は

こんな風に外でカットしてもらうのは気持ちがいいかもしれません。

この青空カットは、

街の日常風景です。

日長お客待ちをしながら居眠りをしていたり

スマホをいじっている床屋さんの姿はあちらこちらに。

それにしても、不思議です。

鏡の中に映る女性は誰でしょう。

まるで、夏目漱石の「夢十夜」

第八話の床屋の鏡の違和感。

異世界が映されているように感じずにいられません。

・・・と、ミステリーになりましたが、

誰もいないように見えて

実は沢山の人で賑わう通りでしたので、

鏡の微妙な向きで

露店の女性の姿が映ったようです。

(ご安心を)

でも、ハノイは

こんなレトロな不気味がよく似合います。

そんなことを考えていると、来ました。

軽やかな足取りで若い男性が現れ、

それは、慣れた様子で椅子に座ったと思えば、

店主はグリーンのケープをひるがえし、

あっという間にカットが始まりました。

切った髪が、

遠慮なくバサバサと舗道に落ち、

風が強い日には街角に流れて溜まっていることも。

でも、不思議とのどかな日常風景です。

きっとみなさまも

旅の途中で出会えるかもしれない

青空カット。

旅の思い出にいかがですか?

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ハノイでお待ちしております。

★ラフスケッチ Hanoiは気まぐれに更新★

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