ドイツ語語学学校 Volkshochschule
去年の10月から "Volkshochschule" (フォルクスホッホシューレ)に通っています。
市民の学校という意味の、各都市または州が運営するカルチャースクールで、略してVHSと表記されています。
語学はもちろん、政治経済や料理、陶芸、裁縫、ビジネス、スポーツなど多種多様なクラスが市の所有する施設内で受講できます。
都市によって内容や費用は異なりますが、市からの補助金もあるため、全てのコースが格安に設定されていて、多くの市民が趣味やスキルアップのために利用しています。難点としてはどのクラスも定員数が多い事と、許可を得た一般市民が講師を務めるため、当たり外れの可能性がある事があげられます。
逆に考えると、私もドイツ語を完璧に習得すれば、日本語や日本文化や料理を教えるチャンスがあるということです!
HP: http://www.vhs.de/
VHS Minden外観 教室は約20人収容可能
小さいカフェスペース 生徒が交流できるスペース
私が受講したドイツ語コースの紹介
ドイツ語のレベルは欧州評議会の定めた語学力評価基準によって、A1,A2,B1,B2,C1,C2と表記されます。
◆ Integrationskurs ドイツ語統合コース
日程:月曜~木曜 8:45~12:45
値段:上記日程×5週が1セットで€255
ドイツ語レベル:A1~B1(初級)
2005年に発行されたドイツの新移民法で、この国に滞在する外国人・移民のドイツ社会への統合強化として作られたクラス。ドイツ語コース600時間と、ドイツの文化・歴史・法令に関する内容を学ぶオリエンテーションコース30時間が義務付けられている。
受講者は国際色豊かな約20人で、授業に対する態度や主張の強さ等、色々なカルチャーショックを受ける可能性大。私は、こっちで入手したドイツ語⇔英語の電子辞書でなんとかなります。どうしてもわからない時に、指差し会話帳や独和・和独辞書を使いました。
◆ Intensiv Mittelstufe 中級集中コース
日程:火、水、金 8:45~12:00
値段:上記日程×10週が1セットで€311
ドイツ語レベル:B2~(中級~)
B2レベルからは、外国人・移民に対する受講義務はなく、やる気のある人や大学入学や就職等で更なる語学力を必要とする人のみが受講します。そのため、自然と内容は難しくなり、進行度も速くなります。わからない単語に困る頻度がかなり多くなり、ドイツ語⇔英語の電子辞書では英語の難易度も上がって理解に苦しむので、独和・和独に特化した電子辞書必須。これを乗り越えるとドイツ語にだいぶ自信がつくはず!
勉強風景。私には色々な必須アイテムがありますが、他のクラスメイトは(特に初級)、辞書すら持ってこない。日本人は真面目だ。
ドイツの幼稚園や学校では親同士の交流のために朝食会をすることがあるらしく、この学校でも同様に行われます。一人一品持ち寄りで、自分の国の料理を作って持ってくる人もいます。
自分の誕生日には、ケーキやお菓子を先生・クラスメイトに配るのが私のクラスの文化。
ある言葉をテーマに全員の母国語で書くと面白いことになります。(先生の趣味)
これは新年の挨拶。
ここでは、ドイツ語の知識だけではなく、世界各国の知らなかった文化や習慣を知ることができたり、
「ドイツに住む外国人」という共通点で新たな人間関係を築けることが魅力です。
また、都市によって異なりますが、長めの観光でドイツに来た際に参加可能なクラスもありますので
是非お試しください!
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