ショッピングや市場探索へ!9月20日通り

公開日 : 2018年12月17日
最終更新 :
筆者 : 浅井まき

12月も後半に入り、クリスマス商戦も一層盛り上がっています。ジェノバで買い物をするならとりあえずの目的地は市内中心部にある大通り、9月20日通り(Via XX Settembre)です。デパートや大きな商店の立ち並ぶ大通りはジェノバで最も賑やかで人の集まる場所のひとつ。今回はこの9月20日通りの東側エリアを中心にご紹介します。

中心部から東側へ伸びる大通りは最大のショッピングスポット

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(交差するアンドレア・ポデスタ通りから9月20日通りとデ・フェラーリ広場を眺める)

ジェノバの中心にあたるデ・フェラーリ広場から新市街に位置するジェノバ・ブリンニョレ駅前エリアを結ぶ広い通りが9月20日通りです。

ジェノバでは最も広い道で、1966年には中央を路面電車が走っていました。狭い道の多いジェノバ中心部で、片側に余裕で2車線をとれる広さを備えた道はここだけです。

この通りがつくられたのは19世紀末。近代化を急ぐジェノバがまっすぐで広い道を求めて建設したものですが、退去を強いられた住民や聖職者らの大きな反対にあったそうです。20世紀をまたぎようやく通りは完成しました。

道沿いに立ち並ぶ建物も道の建設と同時に建てられたものが多く、リバティスタイルの優雅な建築物が並んでいます。

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(デ・フェラーリ広場から。奥に伸びる道が9月20日通り)

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(道沿いにはおしゃれな建物が並ぶ)

ゆるやかな坂道をまっすぐに下っていく道の両側には大きな商店がずらりと並びます。おなじみのZARAやH&Mなどや、ハイブランドの店舗、老舗菓子店、銀行、バール...ここでは何でもそろっているため、休日には多くのジェノバっ子がショッピングに訪れます。通りの中央までは屋根の下を歩けるので雨の日も濡れずに散策可。歩道の足元を見ればアール・ヌーヴォー調の美しい装飾がなされています。

ジェノバっ子たちの食を支える東市場へ

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(東市場の入口)

9月20日通りをブリンニョレ駅方面に下っていくと、東市場(Mercato Orientale)の入口が見えてきます。中へ入ると、いつも食材を買い求める地元の人で一杯。ここは青果や魚介類、肉類などからパスタ、生花、香辛料にペスト・ジェノベーゼなどあらゆるものが揃うジェノバの中心的な市場です。

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(市場内部)

食へのこだわりの強いイタリア人は、スーパーで売っている生鮮食品をあまり好まない傾向が強く、今でも市内には多くの個人商店がスーパーとの競争を凌ぎ残っているほど。旧知の間柄の販売者から買うのが一番安心とよく話しています。この市場でも楽しそうにお喋りしながら買い物をする地元の人の様子がよくうかがえます。

東市場(Mercato Orientale)

所在地:Via XX Settembre 75r, 16121, Genova

営業時間:月‐水 7:30-13:00, 15:30-19:30

木‐土 7:30-19:30

日曜休業

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(ブリンニョレ駅側より)

ジェノバで買い物をするならここへ来れば大抵のものが揃います。活気ある市場も見ているだけで楽しいものです。お土産探しにもぜひともお勧めのスポットです。

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