甦ったフランクフルトの旧市街
フランクフルト旧市街、レーマー広場から大聖堂にかけてのエリア。ここでは第二次世界大戦で破壊される前の街並みを再現すべく、2012年から復興プロジェクトが行われていました。
そしてこのたび遂に工事が完了し建設資材も撤去。一般にお披露目されました。
約7ヘクタールの敷地内では再建された15件に加え、新たに建設された20件の建物がひしめきあっています。建物の1階部分にはお店や飲食店が入るほか、上層階は住居として使用される予定。
レーマー広場から大聖堂へ続く道は、神聖ローマ皇帝が通った道。神聖ローマ皇帝の戴冠式が大聖堂で行われたあと、祝賀パーティーが行われるレーマー市庁舎まで新皇帝一行のパレードが続きました。
フランクフルトゆかりの人物といえばゲーテ。彼のおばさんの家もこの一角にあります。家の修復中、ゲーテ一家はここに仮住まいをしていました。
フランクフルト市民の多くも、写真でしか見たことの無かったこの一角。かつての街並みが再現されて喜びの声が聞こえる一方、「人工的すぎる」や「戦争の爪痕をまったく消し去ってしまっていいのか」という批判もあります。
とはいえあたらしく生まれ変わったフランクフルトの旧市街は、今後フランクフルトの貴重な観光資源になることは確か。筆者が訪れた際も、朝早くだというのに多くの人がカメラをもって訪れていました。
All Photos & Text: Asami Severini
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