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ドイツ民主主義の象徴 パウルス教会

カテゴリー:見所・観光・定番スポット 投稿日:2018年3月16日

フランクフルト観光のハイライトでもあるレーマー広場からお店が沢山並ぶツァイルへ向かう途中にあるパウルス教会(Paulskirche)。プロテスタントの教会として建設され、40年の月日をかけて1833年に完成しました。


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パウルス教会はドイツ民主主義のシンボルでもあります。ウィーン体制が引かれていた当時のヨーロッパでは、自由と民主主義を求める声が高まっていました。それに関連する革命もオーストリアやドイツで起こり、1848年にはついにドイツ初の国民議会がこの場所で開かれたのです。


議会では「ドイツ国憲法」を制作する作業が進められ、翌年に完成した憲法は当時の皇帝であったフリードリヒ・ヴィルヘルム4世に提出されます。しかヴィルヘルム4世は君主主義の皇帝でしたから、自由主義を掲げる「ドイツ国憲法」は認められませんでした。


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建物に入ってすぐのホールには、この教会の歴史を展示したスペースや白熱する議会の様子を描いた画があります。


こうして議会も力を失い、自由主義を中心に据えたドイツ統一は失敗してしまうのです。


その後は再び教会として使用されますが、第2次世界大戦でフランクフルトが空襲を受けた際に教会も崩壊。戦後はオリジナルに近い形で再建され、1948年に再オープンしました。


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「教会」といえど内部はかなり質素。パイプオルガンはあるものの、祭壇の代わりにあるのは演説台のような場所です。


それもそのはず、パウルス教会は現在では教会としての機能を果たしておらず、記念式典のような特別な行事の会場として使用されています。毎年フランクフルトで開催される書籍見本市の表彰式も、この教会で開催されるんですよ。


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決して華やかでなく訪れる観光客も少ないですが、ドイツの歴史を語るうえではとても意義のある場所です。


パウルス教会

【営業時間】10:00~17:00

【住所】Paulsplatz 11, 60311 Frankfurt am Main

【最寄駅】Dom/Römer (U4/5)

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名前:セベリーニ亜沙美

セベリーニ亜沙美

2012年よりドイツ在住。ニュース翻訳(独→日)のほか現地の観光、留学、文化について執筆、様々な媒体に寄稿。王道スポットからガイドブックに載らないような穴場まで、ドイツの魅力や現地の生活事情を紹介する。立教大学卒業。現在はフランクフルト大学大学院に在籍中。ブログ「Good Time Germany」、TwitterInstagram連絡先 DISQUS ID @disqus_Rf9JRrlH6J

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