コバルトブルーに包まれるSt.Stephan教会/シャガール画が見られます!
フラに住み始めて6年以上たった今、今更ながら隣町Mainzにある
St.Stephan教会のシャガールによるステンドグラスを見に行ってきました。
フランクフルトからマインツへは中央駅からS8で直通、
またはS1のMainz Kastel駅で降り、そこからバス6で行くことができます。
賞味40分あれば十分につきます。
マインツといえば、旧市街地にあるDomが有名ですが、
そこから10分弱歩いた高台にあるSt.Stephan教会には、
なんとあのシャガールのステンドグラスがあります。
しかしながらなぜこのドイツにシャガール。。。
といぶかしく思われる方も多々いらっしゃると思います。私もその一人。
そもそもこの教会自体は1300年頃建てられましたが、
第2次世界大戦でフランクフルトと同様ここも大きな被害を受け、
1970年前後に立て直されたものです。
その後ロシア系ユダヤ人であるシャガール(フランス在住)が、
当時文通を行っていた教会関係者からの依頼により、
「ドイツ系ユダヤ人の和解への貢献」として実現したもののようです。
シャガール本人は一度たりともこのマインツには訪れていないものの、
今でも名誉市民として崇められています。
教会は旧市街地から延びる小さな坂道を登った左手にあります。
では中に入ってみましょう。
中に入ってまず驚くのが、「青い光に包まれている」ということです。
ステンドグラスのコバルトブルーを通し、教会内に何とも厳かで神秘的な光が
満ちています。
こちらが正面のグラス。旧約聖書についてのステンドグラスです。
今日はたまたま司祭の方が、このステンドグラスの歴史について説明されていました。
何でも、正面と、向かって右側にかかっているグラス以外は、
シャガールのお弟子さんによるものとの事です。
言われてみれば違うような違わないような。。。
でも正面にはめられたものは、まさにシャガール色!
お布施の代わりに、このはがきを何枚か購入させていただきました。
正面に向かって右側にある扉から中庭に出てください。
小さいながらも綺麗に整えられ、先ほどのブルーの世界から、
一気にもゆるグリーンの世界に引き込まれます。
ヨーロッパに住むようになってさまざまな教会を見てきましたが、
今回のように慎ましくも厳かでいて、そして優しい気持ちに浸れる教会は初めてです。
ケルンの派手なものも良いですが、何気にお勧めなフランクフルト近郊、
きらりと輝く見所のひとつです。
St.Stephan Church/ Kleine Weißgasse 12, 55116 Mainz
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。