ドイツ、ストライキが多すぎる件

公開日 : 2014年04月09日
最終更新 :

ドイツに来て驚いたことは色々とありますが、この国、あきれるほどにストが多いです。

私が住む街フランクフルトでは、確実に年一で地下鉄、バス、トラムがストを行うため、その日は一日足がなくなります。

そんな日の朝と夕方といえば、いつもは見ないような数の人々が、元気良く歩いている姿を見かけます。

これ、街中勤務の方は良いと思うのですが、中心地から離れたところに勤めている身には辛い!!

以前の会社は地下鉄でしかいけない場所であったので、ストの日は40分かけて途中まで歩き、

朝電車でよく見る近所の会社の人を見つけてはタクシー同伴、何てことも良くありました。

ちなみに中央駅等を走っている赤い電車は、地下鉄を運営している会社とは異なり、こちらはこちらでまたストを行います。

また電車動かないわけです。

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そしてフランクフルトといえば、空港です。

こちらでのストといえば、空港職員によるスト、そしてドイツ系航空会社によるストが主ですね。

厄介なのが、こちらは一日では終わりません。2-3日に渡って何千という便がキャンセルされます。基本的に無料で他の便に変えたり、払い戻しをしてくれますが、旅行者にとってはたまったものではありません。Time is Money ですから!

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空港でストがある場合は数日前から案内され、該当航空会社のサイト上に、キャンセル便のリストが出ます。そこに運悪く載ってしまった場合は、速やかに記載されている番号に電話、または日本からでしたら旅行会社の人と用相談です。

容赦なく飛行機はキャンセルされます。

ちなみにこの3月はひどかった。。。

まず地下鉄、バスのスト。その翌週は空港職員によるスト。

(セキュリティーチェックの人がストを起こしたので、飛行機は飛んでも、セキュリティーを通ることが出来ず、乗客なしです。~飛行機のみの行き来。ナンなんでしょうね。)

そしてその10日後、オソロシの航空会社、しかもパイロットによるスト決行! しかもわたしはその期間中まんまとお休みを取っており、その航空会社の便でマルセイユに飛ぶ予定。。。

もう毎日気が気でないわけですよ。キャンセルリストとにらめっこで。

このストは3日間行われ、延べ3800便がキャンセルされ、無事飛べたのは500便のみだそうです。そして私たちはその運命の500便に選ばれ無事ドイツ脱出!!

あんなに閑散とした空港を見たのは初めてです。

今思えば写真とっておけばよかったですね。

そしてまだ終わりません。これと同時期に行われたスト。なんとアマゾンまでも。

荷物配送されないわけですよ。お急ぎな人はホント困るわけ。

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ご旅行に来られていて、ドイツスト騒動に巻き込まれてしまった方々。ほんとお気持ち察します。住んでいてもやりどころの無い怒りで一杯ですのに、せっかくお休みとってこちらにいらしていたら、外国人相手にだって切れたくなりますよね。。

とにかくドイツに来られる皆さん、ストライキの情報には常に耳を傾けていてください!

電車のホームに人が居なくて、黄色い紙が張ってあったらまずストライキでしょう。(私も最初はわからず、一人誰もいない線路にたたずんでいました。。)

電車車内のアナウンスに対し、皆がため息をついたらきっと電気系統の故障による遅延が発生しているのでしょう。

ここドイツでは皆さんの忍耐力が試されます。何があってもそれがドイツ。どうぞ受け入れてやってくださいませ。。

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