クリスマスに、いっちばん気前がいいヨーロッパ人って?

公開日 : 2010年12月12日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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まだ12月前半だというのに、毎日変わらぬ雪景色にうんざりしていましたが、この週末は、久々に最高気温の前に「マイナス」がつかず、しばらくぶりに顔を出した芝生の淡い緑がとても新鮮でした。

さて、何かと出費のかさむ年末年始。民間調査会社の集計によると、ドイツ人が、今年のクリスマス・プレゼント用に費やすお金は、ひとりあたり平均して約290ユーロ(1ユーロ=112円換算で約32、500円)だそうで、昨年に比べて1.3%の上昇率。

「相手にプレゼントしたいもの」のトップに輝いたのは商品券で、意外なことに、初のランキング第1位なのだそう。トップの商品券に続いては、書籍、化粧品類の「クリスマス・プレゼント御三家」が、今年も上位に顔を揃える結果となりました。

一方、「もらいたいプレゼント」のランキングを見ても、書籍や現金、商品券に人気が集中していいることからも、プレゼント需給のバランスは良いようで、贈る側も贈られる側も、両者満足顔でめでたし、めでたし、というところでしょうか。

プレゼントの購入手段ですが、ご想像通り、ネット注文が圧倒的。店をハシゴしながらプレゼント選びに頭を悩ますなんてのは、ひと昔。 モニターの前で、夜な夜なネットサーフィンで商品検索....という図ですが、これは今やドイツに限ったことではないと思います。

ところで、こうしたプレゼント出費の他に、クリスマス豪華ディナーやウィンタースポーツなど、イベント・余暇の出費も含めたクリスマス総出費は、ドイツではひとり平均470ユーロ(おそよ5万3千円)ということですが、ヨーロッパ諸国の平均が590ユーロ(およそ6万6千円)という統計結果から見ても、ドイツ人の財布の紐は、かなり固い模様。

逆に、もっとも気前が良い国民が住むのは、ヨーロッパ平均の2倍にあたる1200ユーロ(およそ13万4千円)の出費をいとわない、ドイツのお隣りルクセンブルクでした。

本日の画像:

ジョッキで酩酊モードのサンタさん。このままトナカイに乗っちゃったら、飲酒運転ってこと?

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