バターの計量は、手を抜いてキッチリ!のドイツ人

公開日 : 2010年11月16日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香
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毎冬恒例のクリスマス・マーケット。その屋台の組み立て作業が各地で本格化するとともに、非情にも気温がジワジワと下降線を辿るドイツです。

大通りや広場に並ぶ屋台は未完成でも、一般商店の店先では、クリスマス関連商品の売り場が、日に日に勢力を拡大しています。近所のスーパーに立ち寄ってみても、サンタクロースやツリーの型をしたチョコレート、クリスマス名物のシュトレンケーキ、香辛料たっぷりのレープクーヘン(小型ケーキ)がすでに山積みになっていて、「まだ11月前半なのに、これじゃ、まるで明日が聖夜みたい....」と、年々早まるクリスマス商戦に、反対票を一票投じたい気分。

それはさておき、スーパーで山積みにされている"既製品"のクリスマス菓子と並んで売られているのが、クリスマス菓子を手作りするための食材の数々。

普段は1kg入りで売っている小麦粉は、5kg入りの大袋にボリュームアップして登場。砂糖もバターもベーキングパウダーも、クリスマス仕様の特大サイズにへ〜んしん!して、「さあさあ、お客さん、手作りの季節の到来だよ〜!」と言わんばかりのよう。手作りケーキのレシピ集、クッキー抜き型にエプロン、計量カップ.....少なくともこの先一ヶ月は、これらサンタクロース型チョコレートと手作り用食材の山をかきわけて買い物することになるんですね、今年もまた。

つい先頃、家族の誕生日ケーキを焼くために材料を調達しにスーパーへ。バターを買おうと乳製品売場に立つと、ふだん1、39ユーロのバターが特売で99セントに値下げ中。30%引きですよ、30%!これはラッキー^^とばかりに購入したのが画像の品ですが、特売で得してニヤリ、さらに、バターの包装紙を見て、またニヤリ。

いかにも「細かいところまで、キ〜ッチリ!」が好きなドイツ人らしく、包装紙に細々と目盛りがついているのを、画像でご覧頂けますか。レシピにのっているバターの分量は、50gとか125g、なんてことが多いですから、それを見込んで印刷したのでしょうか、25gごとの目盛り。

ただし、いざ使うとなれば、包装紙を広げてから中身のバターを切り分けるため、紙の外側についている目盛りは実用的では無いような気も....。いつの日かドイツ人もその難点に気がついて、包装紙の内側に目盛りを印刷してくれることを、余り期待せずに待ちたいと思います。

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