ドイツ東部洪水現況(続々報)

公開日 : 2002年08月18日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

エルベ河の水深を史上最悪の数値にまでつり上げたドレスデン地区の水位上昇はようやくストップし、本日現在8m(通常水位は約1.6m)に落ち着いています。非情な雨も力尽きたらしく、真夏の太陽が終日照り続けています。泥水が引けてきた市内各所で復旧作業が始まっているものの、写真でご覧頂けます通り、ドレスデン観光名所の筆頭に挙げられる「ツヴィンガー宮殿」と「ゼンパーオペラ劇場」は、依然として水没したまま立ち入り不可能な状況です。なお、再建中の聖母教会には、幸い被害が出ていない模様です。鉄道の要であるドレスデン中央駅の被害が甚大なため、本日現在全ての列車が運休しています。但し、エルベ河の反対岸にあるドレスデン・ノイシュタット駅はほぼ通常通り機能していますので、本来中央駅まで行くはずの列車が、一部ノイシュタット駅止まりで運行されています。ご参考まで、ドレスデン中央駅に発着するドイツ鉄道の運行状況(抜粋)をお知らせします。**フランクフルト→ライプチヒ→ドレスデン路線:ライプチヒとドレスデンのほぼ中間に位置するリーザ駅で折り返し運転。リーザ駅=ドレスデン中央駅間には臨時バスが運行。**ハンブルク→ベルリン→ドレスデン→プラハ→ウイーン路線:ベルリン=ドレスデン中央駅=プラハ間で運休中。なお、ベルリン=ドレスデン・ノイシュタット駅間にのみ、臨時列車が折り返し運行中。**ハンブルク→ベルリン→ライプチヒ→ニュルンベルク→ミュンヘン路線:ベルリン=ライプチヒ間が不通。なお、ベルリンのツォー駅=ライプチヒ間には、2時間に1本の間隔で臨時バスが運行中。

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写真中央やや左よりに見える、ロの字型の建物がツヴィンガー宮殿。その右上の薄緑色の屋根がゼンパーオペラ劇場。右端を流れるのが大氾濫したエルベ河。

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