世界最大的世界最新芸術祭

公開日 : 2002年06月15日
最終更新 :
筆者 : 柴山 香

メルヘン街道沿いの町として、また、グリム兄弟が住み、愛した町として知られるドイツ中部のカッセル。このカッセルで、5年に1度、全世界からモダンアートの粋を結集させた国際美術博覧会が大々的に開催されている ー それが「ドクメンタ」。第11回目のドクメンタが、先週ついに幕を開けた。第1回開催は、戦後の傷あとも生々しい1955年のこと。カッセルの画家ボーデ氏と地元の教授らが、「20世紀ドイツの芸術を紹介することで、再び世界との対話のきっかけを作ろう」と提唱。ナチ政権から頽廃芸術の烙印を押されて封印されていた作品を展示したのが始まりだった。第1回は130,000人だった来場者も、前回1997年には631,000人にまで膨れ上がり、世界最大の現代芸術展としての位置を不動のものにしている。第11回の今年は、世界を舞台に活躍するナイジェリア出身の現代芸術評論家O.Enwezor氏を「総指揮者」に迎え、あらゆる大陸のあらゆる芸術分野から、100名を越すアーティスト(日本からも画家の河原温氏、写真家の宮本氏ら)が集う。開催期間:2002年6月8日ー9月15日、毎日10:00ー20:00迄。会場:フリデリチアヌム、ドクメンタホール、オランジェリー他、カッセル市内外の幾つかの会場にて。入場料:1日券16ユーロ、2日券24ユーロ、イブニング・チケット(17時以降入場可)7ユーロ。学生・シニア割引有。詳細は www.documenta.de(カメレオンのように、随時背景の色が変わる。さすが、サイトもアートしている)

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前回(1997年)のドクメンタ公式プログラム

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