自然観光における注意点(ヨーロッパ共通)!!

公開日 : 2018年06月24日
最終更新 :

こんにちは!先週まではとても暖かい日々が訪れ、夏の到来を期待していたのに今週一週間はとても肌寒く、気温20℃に達しないオランダでありました。この天気の変化に体がついていかない30代後半の女性がここにおりまして、風邪を引いております。声が出ない日が何日間が続き、映画スターウォーズの黒いマントを羽織った悪者(名前を知っているほど専門家ではない。)の声みたいにかすれ声で話す日々でした。

まあこのように暑い日、寒い日を交互に迎えているオランダですが、そうは言っても例年に比べてとても暖かい日が早めに始まったため、自然の中でいろいろな問題も発生しています。

まず第一に、<蚊が大量発生>!!!

以前、蚊の撃退対策をこのブログでもお知らせいたしました。こちらの記事をご参照ください!

→https://tokuhain.arukikata.co.jp/eindhoven/2016/07/post_45.html

今年も虫刺されが目立つ子供達がいっぱいです。観光客の方もぜひ虫刺され予防のクリームなどをご持参ください。

次に<自然の中でマダニが大量発生>!

これは毎年3月末から10月にかけてヨーロッパの森の中や草原地帯(膝丈くらいの草が茂っている場所)で発生する問題です。

このような自然公園を訪れる際は膝丈以上の草むらの中を歩くのはなるべく避けましょう。

DSC_1619.JPG

ヨーロッパのダニに刺されると刺された部分を中心にして赤く丸い発疹が出ます。かなり大きい発疹のため、分かりやすいです。病気の症状としてまずインフルエンザのような症状から始まり、重症化すると神経系や脳障害が起こります。もしオランダを含むヨーロッパの自然観光に来た場合はホテルに帰った後、必ず体にダニが付いていないかをチェックしてください。このチェック作業はオランダでは一般的な常識となっています。チェックする場所は主にわきの下、髪の生え際、膝の後ろ、お尻の間など、暖かい場所となっています。こちらのサイトで様々な情報が得られますのでご参考にしてください。

→ http://stopdeteek.nl/teken-in-nederland/ (英語可)

このサイトでは、普通の薬局で買うことが出来るダニに刺されるのを予防するための塗り薬などが紹介されており、実際この時期にな

るとオランダの薬局でもそのようなクリームを購入できますが、もしそれを利用したとしても観光後の体チェックは行った方がよいと思います。<蚊の大量発生>のところでご紹介した私の以前書いた記事の中にも予防薬の写真がありますでご参考までにご覧ください。

最後にこれは今年初めてニュースになりました!<毛虫の大量発生>!

DSC_2848.JPG

これはこの町の地方新聞の注意を呼び掛ける記事。毛虫もまあ生き物なので春になると動き出しますが、この<オークキャタピラー>という毛虫はトゲがあり、そのトゲが風に吹かれて飛んでいき、人間の皮膚などに張り付くと激しい炎症を起こして湿疹がたくさん出ます。この毛虫はオークの木に巣を作りサナギから孵ります。食べ物を探してこのように列をなして木から木へと移動します。炎症反応が激しいため、毎年サナギが孵る前に市役所によって駆除作業が行われるのですが、今年は予想より早く気温が暖かくなったため、駆除作業よりも早くサナギが孵ってしましました。

美しい自然を持つオランダですが、一方でこのような自然現象にも対応していかなくてはいけません。これから先は観光には最適の季節ですが自然公園などを訪れる際は長ズボンを着たり、観光後に体チェックをするなど十分に注意して健康体で日本へ帰国してください。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。